マンホール清掃・不衛生な井戸…カースト最底辺層、かつての暮らし
清掃労働に従事するカーストの人々の多くは河川敷などへの居住を強いられた=1991年、インド西部のアーメダバード市 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
トイレや路上などの清掃に従事していた最底辺層の人々は各地の自治体によって雇用された。インド西部のアーメダバード市では1991年、ストライキの成功を祝って市庁舎内を行進した=同市自治体職員協会撮影 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
1969年に撮影された、トイレからのし尿回収作業の様子。竹かごに入れて頭上にかかげて運んでいた時代もあった=アーメダバード市清掃研究所撮影 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
マンホールの汚泥清掃をする男性労働者。有毒ガスによる死者が出ることもある大変危険な作業だ=1991年、インド西海岸グジャラート州ヴィーラムガーム市 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
カーストによる井戸の差別は根強く残っている。最底辺層の人々が使用を強いられる飲料水用の井戸には生活排水が取り囲み、極めて衛生状態が悪い=1991年、インド西海岸グジャラート州デーヘガーム市 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
インド西部のアーメダバード市に雇用され清掃作業をする女性労働者。約500メートルの範囲内のゴミや草木を手押し車で集める=1991年 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
清掃労働の合間に短いほうきをつくる男性労働者=1991年、インド西部のアーメダバード市 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
公衆トイレの清掃後、消毒の薬剤をまく女性労働者=1991年、インド西部のアーメダバード市 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
死や血にかかわる階層が不可触民とされ、チャマールと呼ばれる人々が死んだ牛の処理や革の加工作業を担ってきた=2010年、インド北部ウッタル・プラデーシュ州のメーラト市 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
不可触民が仕事をする皮革製造作業場と作業場前で日干しにされる牛皮。購入した人がスクーターの荷台に乗せて持ち帰った=2010年、インド北部ウッタル・プラデーシュ州のメーラト市 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
カースト制度では人間の汗や体液は「不浄」とされ、衣服の洗濯に従事する職種は最底辺層の人々が担ってきた=2008年、インド西海岸グジャラート州サバルマティ川 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
インド西海岸グジャラート州の農村で、放牧を終えて帰路につく「牛飼いカースト」の人たち。農村の中にはこのほか、大工や、司祭などの仕事を担うカーストがある=2006年 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
インド西海岸グジャラート州の農村で解体処理された牛。革をはいだりする作業は最底辺層のカーストが担った=1985年 出典:大東文化大・篠田隆教授提供
1985年のインド西海岸グジャラート州の農村。一般的な農村では中心にある寺院のそばに高位カーストの家があり、まわりに中位カースト、さらに外側に低位カーストの住宅が建てられる 出典:大東文化大・篠田隆教授提供