最新鋭潜水艦に肉薄! 神戸から横須賀へ
海上自衛隊の最新鋭潜水艦「せいりゅう」が配備される第6潜水隊(神奈川県横須賀市)の帽子で出港の式典に臨む乗組員。509はせいりゅうの艦番号=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
「せいりゅう」の特徴は艦尾の「X舵」で、より柔軟に方向転換ができる。海自への引き渡し前なので、奥の艦橋では三菱重工の旗を掲げる=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
三菱重工防衛・宇宙セグメント長の阿部直彦執行役員から「せいりゅう」の引渡書を受け取る山本朋広防衛副大臣=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
引渡式後の自衛艦旗授与式に臨む「せいりゅう」艦長の平間武彦2等海佐(中央)と副長の岡本治郎3等海佐(右)=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
山本防衛副大臣から「せいりゅう」に掲げる自衛艦旗を受け取る平間艦長=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
自衛艦旗授与式で恒例の「海のさきもり」を歌う三宅由佳莉3等海曹。2009年に自衛官初の歌手として採用され、海上自衛隊東京音楽隊に属する=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
自衛艦旗授与式で恒例の行進曲「軍艦」(軍艦マーチ)を海上自衛隊の音楽隊が演奏する中、旗を掲げ持つ岡本副長を先頭に「せいりゅう」に乗り込む乗組員=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
「せいりゅう」甲板で整列する乗組員。右から平間艦長と、この日の当直士官、当直海曹、当直海士。60数人が3班に分かれ6時間交代で航行にあたる=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
艦橋から3mほど突き出た潜望鏡。「せいりゅう」では、艦内まで貫かれたものを一人で覗くのでなく、先端のカメラの画像をモニターで他の乗組員も見られる=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
艦橋から突き出た旗竿2本と、マストと呼ばれる黄色いアンテナ。潜航中は通信できないため、浮上した時にアンテナを伸ばして司令部などとやり取りする=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
出港を前に整列した乗組員。艦側面の横長の隙間は浮上する際に二重構造の艦内から海水を抜くスリット。丸い穴はエンジンの排気口=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
艦全体を覆う無反響タイル。反響で位置を知ろうとする敵のソナー(音波)を吸い取る。「そうりゅう」の前の型では艦橋にしかない=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
出港準備をする乗組員。艦番号は敵の識別を助けるので出港後に消される。右にいる隊員が立っているのは潜舵=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
音楽隊が「蛍の光」を奏でる中、自衛艦旗を掲げ出港する「せいりゅう」艦上から帽を振る乗組員。一番上の右端が平間艦長=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
六甲の山並みと神戸の街を背に岸壁を離れる「せいりゅう」。混み合う神戸港を安全に出るため民間船にひかれている=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
配備先の横須賀に向け神戸港を出て行く「せいりゅう」。岸壁で乗組員の家族や同僚が見送った=3月12日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所
「せいりゅう」が配備される海上自衛隊の第6潜水隊は潜水艦隊の第二潜水隊群に属する。その司令部は米軍横須賀基地内にある=3月14日、神奈川県横須賀市
海上自衛隊潜水艦隊の組織図 出典:第二潜水隊群司令部での説明資料より
潜水艦「うずしお」の概要 出典:第二潜水隊群司令部での説明資料より
潜水艦「うずしお」。「せいりゅう」と違って艦橋以外に無反響タイルはない=3月14日、神奈川県横須賀市の米軍横須賀基地
「うずしお」艦尾の十文字の舵。「せいりゅう」の「X舵」と異なる=3月14日、神奈川県横須賀市の米軍横須賀基地
潜水艦が敵の潜水艦や水上艦をどう攻撃するかの説明 出典:第二潜水隊群司令部での展示より
水上艦が魚雷で潜水艦をどう攻撃するかの説明 出典:護衛艦「ゆうぎり」での展示より
護衛艦「ゆうぎり」に搭載された魚雷。敵の潜水艦を攻撃する=3月14日、神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地
増強される潜水艦を操る人材の育成が急務だと語る海上自衛隊・横須賀地方総監の道満誠一海将。前任は潜水艦隊司令官だった=3月14日、神奈川県横須賀市の同総監部