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池江璃花子「ありのまま」公開の裏側 SK-Ⅱパートナーシップの理由
PR by SK-Ⅱ
「今日、初めてこの姿をお見せします」
2020年5月18日、競泳の池江璃花子選手が初めて公表したのが、現在の「ありのままの姿」でした。
真っ白なシャツを身につけ、凛とした池江選手の佇まい。どこかそわそわと落ち着かない日々が続く中で、池江選手の力強い眼差しにハッとした人も多いはず。
今日、初めてこの姿をお見せします。@SKII_Japan 、今のありのままの自分を見てもらいたいという私の気持ちを大切にしてくださりありがとうございます😊このメッセージがひとりでも多くの方の希望になればうれしいです。 pic.twitter.com/KyoofVjKGN
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 18, 2020
(ライター・木村衣里)
池江選手は2019年2月に白血病を発症。1年以上にわたって闘病生活を送っていましたが、今年2月には退院後初となるテレビ番組に出演、3月には406日ぶりにプールに入る姿を自身のインスタグラムで公開し、元気な姿を見せてくれました。しかし、これまではウィッグや水泳帽を着用していたので、「ありのままの姿」を公開したのは今回が初めて。
アスリートや芸能人などの著名人が「人生の転機」ともいえるタイミングでなにかを発信するときは、テレビや新聞でのインタビューや記者会見など従来メディアを通して世間に伝えることがほとんどでした。しかし、今回の発信は池江選手のSNSと企業の公式Webサイトのみによるもの。 それにも関わらず、池江選手のツイートは現在までに33.6万いいね、3.8万リツイートと、従来メディア顔負けの大きな反響を呼んでいます。むしろ、池江選手からの直接的な発信だったからこそ、ここまで多くの注目を集めたのかもしれません。
多くの女性たちが勇気を持って一歩を踏み出し、その運命を変えていくことを応援するSK-Ⅱと、アスリートとして、一人の人間として自身の運命と向き合い、困難な状況でも前を向いて発信をしてきた池江選手がパートナーシップを組んだことで、今回の企画は実現しました。
池江選手は、現在の姿を公表するパートナーにSK-Ⅱを選んだ理由について「この姿を発表するベストな方法については、いろいろと考えてきました。SK-Ⅱは、正直に自分自身を表現し、今感じていることを伝えたいというわたしの考えを理解し、大事にしてくれました」と述べます。
また、「『ありのままの自分を見てもらいたい』という気持ちを尊重し、心の準備ができたときに、わたしらしいやり方で発信することをSK-Ⅱはサポートしてくれました。そのようなブランドとパートナーになれたことは、とても恵まれていると思います」と感謝のコメントも寄せました。
今回の取り組みは池江選手が退院後、SK-Ⅱ担当者と面会した際に池江選手から提案したことで、回復への道のりや少しずつ前進していく姿をSK-Ⅱがサポートし、発信していくことが決まりました。
SK-Ⅱはこれまでにも、世界で活躍するアスリートと「#NOCOMPETITION 美は #競争ではない」というキャンペーンを実施。競技とは別のところで、望まない「競争」に巻き込まれることの多いアスリートたちの本音と共に、不要な美の競争からの解放を宣言しました。
今回の「#changedestiny」は、SK-Ⅱのブランド哲学にも通じるもの。SK-Ⅱは、自らの意志で運命は変えることができると信じ、2016年から「運命を、変えよう。~#changedestiny~」というブランドテーマを掲げています。
グローバル「SK-Ⅱ」の最高責任者(CEO)サンディープ・セス氏は「池江さんのしなやかな強さは、わたしたちのインスピレーションの源泉です。池江さんは、芯の強さ、自分自身に正直であること、そしてどんなに困難なことがあっても諦めないことの意味をわたしたちに教えてくれました。わたしたちのブランドの信念を体現するように、まさに彼女は自分自身の運命を切り開いたのです」と、池江選手に敬意を表しています。
退院後初のテレビ出演ではウィッグをつけていたことについて、「当時は髪の毛がまったく生えていなかったし、やっぱり髪の長かった頃の自分が恋しいという気持ちもあった」と話す池江選手。
しかし、「今はどんな自分も受け入れて進んでいきたいし、周りに流されず自分の意思を持って進むことが自分らしさだと信じています。病気になって髪の毛がなくなったけど、それは決して恥ずかしいことではないし、自分の中から湧き出る美しさが『本当の美』だと思います」と、現在の素直な気持ちを打ち明けました。
「世界中が不安で辛い日々を送っています。わたしのこのメッセージがアスリートの仲間にとっても、また同じように苦難と闘っている誰かにとっても、小さな希望になればうれしいです」という池江選手の言葉は、願い通り多くの人の元に届きました。例えば、以下のような反響がSNSに溢れたのです。
「ありのままの自分を見せるのは、簡単なようで案外難しい」「自分も高校と大学はスポーツ推薦だから、池江選手にいつも力を貰っている」「母ががんの治療中に髪の毛が抜けたとき『がんを告知された時よりショックだった』と言っていたのを思い出した」「私も病気になる前は髪が長かったのですが、今はまだツルツルぴかぴかです。でも、また髪を伸ばして好きな髪型にしたい」
退院はしたものの、療養を続けながらの活動となる池江選手。
「生きていることは奇跡です。ここにいられることが奇跡のよう。けれど、わたしは闘病生活中にみなさんから希望と強さをもらい、一人じゃないと思わせてもらいました。世界中が不安で辛い日々を送っています。わたしのこのメッセージがアスリートの仲間にとっても、また同じように苦難と闘っている誰かにとっても、小さな希望になればうれしいです」と、今回の企画に込めた思いを語りました。
強く、真摯でいること。人生の困難に直面した時、諦めずに自らの運命を切り開くこと。
まさに「#changedestiny」を体現してきた池江選手とSK-Ⅱのコラボレーションは、多くの人の心に小さな勇気を届けてくれました。