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裏表紙にサプライズも、描き下ろしカバー『スラムダンク』新装再編版

提供:集英社

『SLAM DUNK』新装再編版の1巻カバーイラスト ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.
『SLAM DUNK』新装再編版の1巻カバーイラスト ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.

目次

 バスケットボール漫画の金字塔『SLAM DUNK』(スラムダンク)が、単行本の別バージョンの「新装再編版」となって、6月1日に第1巻から第6巻までが発売されました。注目は、作者の井上雄彦氏が新たに描き下ろしたカバーイラストです。

『スラムダンク』とは? あらためておさらい

 『SLAM DUNK』は、1990年に「週刊少年ジャンプ」で連載されるや読者から圧倒的な支持を受け、アニメ化もされた国民的漫画。国内でのシリーズ累計発行部数は1億2千万部を超えています。「作品の影響でバスケットボールを始めた」という思い出を持つ人も多いのではないでしょうか。

2巻の表紙は流川楓ならではの通学風景が描かれた ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.
2巻の表紙は流川楓ならではの通学風景が描かれた ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.

 連載から20年以上経っても色あせない魅力の一つが、バスケに青春を懸ける登場人物たち。今回の新装再編版のカバーでも、1巻は主人公の桜木花道、2巻は流川楓、3巻は赤木剛憲、5巻は宮城リョータ、6巻は三井寿といった、人気の主要キャラクターが続々と登場します。

3巻を飾るのは、「ゴリ」こと主将・赤木剛憲のダンクシュート ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.
3巻を飾るのは、「ゴリ」こと主将・赤木剛憲のダンクシュート ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.

 湘北高校バスケットボール部に入部したバスケ初心者の桜木花道が、流川らチームメイトとの衝突や強豪校との試合の中で才能を急速に開花させていくストーリー。バスケ部主将である赤木の妹・晴子との出会いから、三井の体育館襲撃などのドラマを経て、骨格を成してきたチームが、県大会予選で快進撃を見せ始めるところまでを1~6巻に収録しています。

新しい視点で描かれたカバーイラスト

 新装再編版は、既刊のジャンプコミックス全31巻を”試合の決着”など物語の節目ごとに巻を区切り直して全20巻となり、4カ月連続で刊行されます。1~6巻が「チーム湘北編」、7月2日発売予定の7~10巻が「県大会前編」、8月1日発売予定の11~14巻が「県大会後編」、9月1日発売予定の15~20巻が「インターハイ編」という構成。各巻のタイトルも「湘北vs. 翔陽」など、収録内容が一目でわかる形になりました。

 「ちょっとヤツらを見たくなって、描いてます。」

 今回の刊行にあたり、そのようなコメントを残した井上氏による描き下ろしのカバーイラスト。これまでとは違った視点で描かれた、キャラクターの知られざる姿や、本編では見られなかったようなシーンが満載です。

湘北ベンチの光景を描いた4巻には安西監督も登場 ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.
湘北ベンチの光景を描いた4巻には安西監督も登場 ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.

 ボールを持った桜木が登場する1巻のカバーでは、裏表紙まで目をやると、彼が思いを寄せる晴子の姿も。2巻以降の裏表紙にもサプライズで隠れキャラが登場する可能性があるそうなので、書店で確認してみることをオススメします。

全20巻購入特典は「県大会“決戦前夜”特大ポスター」

 新装再編版を全20巻購入した人への特典として、「県大会“決戦前夜”特大ポスター」が応募者全員にプレゼントされます。こちらも本企画のために製作されるもので、井上氏によるラフ画が公開されています。1巻に挟み込んである応募用はがきに、各巻の帯に付いた応募券を20巻分貼ると応募することができます。

全巻購入特典のポスターのラフ画 ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.
全巻購入特典のポスターのラフ画 ©井上雄彦 I.T.Planning,Inc.

 刊行開始を記念して、6月1日には渋谷ハチ公広場に大型の街頭広告が登場しました。くしくもこの日は、プロバスケットボールのBリーグ王者に輝いたアルバルク東京が渋谷で優勝パレードを実施。駅前で行われた渋谷区優勝報告会を見守るように、桜木花道の姿が写り込んでいます。


 バスケットボールのプロ選手を目指す高校生の卒業後を支援する「スラムダンク奨学金」を創設したり、朝日新聞の企画「B.LEAGUE 主役に迫る」(http://www.asahi.com/special/bleague/)で選手と対談するなど、井上氏とバスケットボールの関わりは今でも続いています。彼の『SLAM DUNK』をあらためて読み返せば、私たちもスポーツへの熱い思いがよみがえってくるのではないでしょうか。
「週刊少年ジャンプ」公式サイト
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