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感動

2018年最初の宝島社の企業広告は、あの世界的2大俳優が登場!?

提供:宝島社

目次

 様々な企業が様々な形で企業としてのメッセージを発信している。企業としての姿勢を示したり、世の中に対するメッセージの発信だったり、時には誰かを応援するようなものだったりすることもあるだろう。

 そんな中でも異彩を放つメッセージを放ち続けているのが1971年設立、ファッション誌を中心に展開している出版社、宝島社である。
 1989年から企業広告を始め、1998年に「おじいちゃんにも、セックスを。」のコピーで展開した広告が一躍話題となった。このコピーが新聞広告に掲載されたことに衝撃を受けた人も多かったのではないだろうか。

おじいちゃんにも、セックスを。
おじいちゃんにも、セックスを。 出典: 宝島社

 2016年には女優の樹木希林を起用し「死ぬときぐらい好きにさせてよ」というコピーで展開。ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフにしたビジュアルと併せてこちらも話題になった。
 その影響もあり、現在となっては発信するメッセージへの注目度が非常に高い企業の一つとなっている。

死ぬときくらい好きにさせてよ
死ぬときくらい好きにさせてよ 出典: 宝島社

「世界は日本を待っている。」

 そんな宝島社が2018年に世の中に向けたメッセージは
 「世界は日本を待っている」

 シンプルなコピーの中には様々な思いやメッセージを読み取ることができる。冒頭は駐日フランス大使を務めた劇作家、ポール・クローデル氏の言葉の引用から始まる。

「私がどうしても滅びてほしくない民族があります。それは日本人です。」
ポール・クローデル(元駐日フランス大使、劇作家)

 四方を海で囲まれた島国という環境だったからこそ生まれた独自の文化や感性、クールジャパンの源流となったものを、近年自ら傷付けてしまっているのではないかという問いかけになっており、映画『太陽がいっぱい』のトムを演じたアラン・ドロンと『勝手にしやがれ』でミシェルを演じたジャン=ポール・ベルモンドの2大俳優からのメッセージが添えられている。

アラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンドから日本人へ

「ジャポンは、自信をもって世界をリードすればいいのに…
ジャポンが元気だとみんなが刺激を受けるよ。もちろん僕たちもね」
アラン・ドロン
「その深くて大きい精神性にも、美意識にも、
私は誉れと友情を感じている。ともに胸を張って進もう!」
ジャン=ポール・ベルモンド

日本に向けた様々なメッセージを読み取ることができる言葉である。
「期待」「希望」「激励」「前進」あるいはその全てとしても受け取ることができるだろう。

2018年最初の宝島社としてのメッセージは以下のようなことばで締めくくられている。

2018年、日本人は何を生み出すのだろう?
世界は日本を待っている。
宝島社

2018年に我々は何を生み出すのか?これ以上世界を待たせる訳にはいかない。

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