ネットの話題
万博会場でも売ってます! 舐めても甘くない「うなぎパイ」の絆創膏
春華堂を取材しました

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春華堂を取材しました
「夜のお菓子」のキャッチフレーズで知られる「うなぎパイ」の絆創膏がSNS上で注目を集めています。もともとは非売品でしたが、反響が大きかったため商品化。大阪・関西万博の会場でも販売しているという絆創膏について春華堂(静岡県浜松市)を取材しました。
1961年発売で、浜松の定番土産菓子となっている「うなぎパイ」。
良質なバターと厳選された原料に、うなぎエキス、ガーリックなどの調味料をブレンドして作られています。
開発のきっかけは、春華堂の2代目社長・山崎幸一さんの旅先でのやりとりにあったといいます。
どこから来たかを尋ねられ、「浜松」と答えても相手には伝わらず、「浜名湖の近くです」と補足。
すると「ああ、うなぎの美味しいところですよね」と返され、「うなぎがテーマの浜松らしいお菓子をつくろう」と思い立ったそうです。
「夜のお菓子」というキャッチフレーズも、幸一さんが考案。
夕食の一家だんらんのひとときに食べてらもらいたいとの思いを込めたそうですが、うなぎと精力増強を結びつけて解釈してしまう人も多いようです。
先日、そんなうなぎパイの絆創膏がSNS上で注目を集めました。
本物そっくりの見た目で、「あのいい匂いがしそう」「もったいなくて使えません」といったコメントが寄せられています。
「売れ行きに関しては、SNSで話題になるたびにオンラインショップでの販売数が伸びるイメージです」
そう話すのは、春華堂広報室の室長・高山慎吾さんです。
当初、キャンペーンの賞品などとして企画されたものでしたが、「販売してほしい」との声が寄せられ、2022年に商品化。
春華堂直営7店舗と公式オンラインショップで販売しており、現在開催中の大阪・関西万博の会場内でも売っているそうです。
うなぎパイそっくりな5枚と、個包装を再現した5枚の計10枚入りで、価格は税込み330円です。
「直営店ではレジ前で販売していることもあり、バラマキ用として複数個買っていただく方が多いです」と高山さん。
話題になったことについては、こう話します。
「こうやって話題にしていただけること、思い出していただけることを大変ありがたく思います」
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浜松にある工場見学施設「うなぎパイファクトリー」は今年で20周年。
「1年を通して様々な企画を展開していく予定ですので、楽しみにしていただけますと幸いです」とのことでした。
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