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ドレッシングは上下じゃなく左右に振って! キユーピーに理由を聞く

その理由や、振るときのコツについて取材しました

「上下」よりも「左右」に振るメリットを説明した動画の一場面
「上下」よりも「左右」に振るメリットを説明した動画の一場面 出典: キユーピーのX投稿から

目次

 「実は……ドレッシングを振るときは『上下』じゃなくて『左右』に振ってほしいんです……!」。そんなキユーピーの投稿が先日、SNS上で注目を集めました。その理由や、振るときのコツについて取材しました。

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11月29日に合わせて


 例年11月29日になると、いろんな企業のX(旧ツイッター)アカウントが「#いいにくいことをいう日」で盛り上がります。

 そんな日にキユーピーの公式アカウントが、こう投稿しました。

 「実は……ドレッシングを振るときは『上下』じゃなくて『左右』に振ってほしいんです……!」

 添付された動画に映っているのは、ドレッシングを上下に振った場合と、左右に振った場合の比較。

 振った後に放置して、オイルが分離するまでの時間を比べると、左右に振った方がよく混ざった状態を長くキープできています。

 この動画に対して、「ずっと上下に振っていました」「もっと早く知りたかった」といったコメントが寄せられ、いいねは1800を超えています。

「上下」よりも「左右」に振るメリットを説明した動画の一場面
「上下」よりも「左右」に振るメリットを説明した動画の一場面 出典: キユーピーのX投稿から

担当者に聞きました


 「普段なかなかお伝えする機会はないけどみなさんに知っていただきたい、お届けしたい情報って何だろうと考えた中で、今回の内容にすることに決めました」

 そう話すのは、キユーピーのグループ会社で、広告や宣伝などを担当している「トウ・アドキユーピー」の広告宣伝部・若松美幸さんです。

 数年前から同様の動画をSNS上に投稿しており、ドレッシングの特設サイトでも左右に振ることをアピール。

 また、ほとんどの市販用ドレッシングのパッケージに図解付きで「キャップをしっかり締めて左右によく振る」という案内を表示しているそうです。

 左右をオススメする理由について、若松さんはこう説明します。

 「上下に振ると、上の油層(オイル部分)と下の水層(しょうゆやお酢の部分)の配置が変わらないため、混ざりにくくなります。左右に回転するように振ることで、油層と水層の位置が動く範囲が大きいので、速く混ざりやすくなります」

 振る回数は商品の特性や振る速さにもよりますが、「キャップをしっかり閉めて、容器の真ん中を持ってドアノブを回すように振る」のがポイントだそうです。

イタリアンドレッシング。油層と水層が分かれたセパレートタイプなので振ってから使うのがオススメです
イタリアンドレッシング。油層と水層が分かれたセパレートタイプなので振ってから使うのがオススメです 出典: キユーピー提供
ドレッシングのパッケージに図解付きで「キャップをしっかり締めて左右によく振る」と印刷されています
ドレッシングのパッケージに図解付きで「キャップをしっかり締めて左右によく振る」と印刷されています 出典: キユーピー提供

食堂での話が盛り上がって


 今回投稿するにあたって、同僚と食堂でランチしながらアイデアを練ったとのこと。

 「従業員でも知らない人が案外いるのかもという意見も出て、『食堂のドレッシングコーナーに定点カメラをセットして振り方を検証してみる?』と盛り上がりました」

 注目を集めたことについては、こう話します。

 「最後までおいしく食べていただくために皆さんにぜひ知っていただきたいことなので、多くの方の目に触れるきっかけになってとてもうれしく思います」

 来年2025年には「キユーピー マヨネーズ」が発売100周年を迎えることもあり、各種SNSでの情報発信にも力を入れていくそうです。

 「サラダ・野菜のレシピや商品情報など、みなさんの日々の献立作りにお役立ていただける情報を発信していますので、ぜひフォローしていただけたらうれしいです」

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