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あの重たいゼンリンが…!「持ち運びに便利」な住宅地図の豆本が話題
住宅地図帳は大きいし重たい――。「そんな声にお応えしたかどうかは定かではありませんが、『豆本』の提供を開始しました」というSNSの投稿が話題になりました。発売したゼンリンに楽しみ方を聞きました。
話題になったのは、ゼンリンの公式SNSの投稿です。
「『住宅地図帳は大きいし重たい!持ち運びが大変!』というお客様の声にお応えしてかどうかは定かではありませんが、『ゼンリン住宅地図の豆本』の提供を開始いたしました」と文言とともに、片手が簡単に住宅地図を開いている写真が投稿され、目を引きます。
一般的なゼンリンの住宅地図帳はB4サイズ。投稿の写真を見ると、それに比べると圧倒的に小さそうです。投稿にも「これならバッグに入れてもかさばりませんね」とも添えてあります。
「住宅地図帳は大きいし重たい!持ち運びが大変!」というお客様の声にお応えしてかどうかは定かではありませんが、「ゼンリン住宅地図の豆本」の提供を開始いたしました🗾
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) November 1, 2024
これならバッグに入れてもかさばりませんね😉(え?) pic.twitter.com/Ng3TlFLGEb
この投稿に、「めっちゃ欲しい」「可愛すぎ」「これは便利」「日本全国の市区町村分ほしい」といったコメントが付きました。
この反応に、ゼンリンの公式SNSでは、「住宅地図が『カワイイ』なんて言われる日がくるなんて、夢にも思いませんでした」とコメントしています。
ゼンリンの担当者に聞きました。
この豆本は、10月14日にオープンした長崎市の商業施設「長崎スタジアムシティ」のゼンリングッズ専門店「Map Design GALLERY」の開業に合わせて制作されました。
担当者は「本来は法人や業務用途向けのゼンリン住宅地図をミニサイズの豆本にすることで、一般のお客さんにも親しんでいただくきっかけになれば、と思いました」と話します。
豆本は、グッズ専門店にあるカプセルトイで、1回500円で購入できます。種類は専門店のある土地にちなんで、長崎市1〜4、佐世保市1〜5、大村市の全部で10種です。
大きさは、B4サイズ(257×364mm)の通常のものと比べると、約7.5分の1となっています。
表紙のタイトルは本物同様で、個人の居住者名や番地は非表示。主要エリアの抜粋版(190ページ)となっています。
11月17日からは、長崎空港にあるゼンリンが運営する雑貨店「STLOCAL」でも販売しています。
SNS上には、ほかの都道府県の豆本の販売を求める声もありましたが、販売予定は現時点では未定とのこと。
担当者は「現物の重厚感のあるゼンリン住宅地図を知っている人には、『あの住宅地図がこんなに小さくなったこと』をネタとして楽しんでもらいたいです。知らない人には、これをきっかけに住宅地図に興味を持ってもらったり、地図豆本として愛でていただければ。ぜひ全10種コンプリートを目指していただけるとうれしいです」と話しています。
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