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「三方六」作ってるとこをお菓子で作ってみた 小樽にジオラマ博物館

お菓子の材料で作ったジオラマで、三方六ができるまでを再現したものなどが展示されています

お菓子の材料で作ったジオラマ
お菓子の材料で作ったジオラマ 出典: 柳月提供

目次

 北海道銘菓「三方六(さんぽうろく)」で知られる柳月(本社・音更町)。小樽の店舗の2階に「オタルトジオラマ博物館」がオープンしました。お菓子の材料で作ったジオラマで、三方六ができるまでを再現したものなどが展示されています。展示の狙いについて取材しました。

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お菓子の材料で作ったジオラマ
お菓子の材料で作ったジオラマ 出典: 柳月提供
お菓子の材料で作ったジオラマ
お菓子の材料で作ったジオラマ 出典: 柳月提供

三方六とは


 白樺の薪に見立てて作られたバウムクーヘンの三方六。

 主原料の砂糖と小麦粉は北海道産にこだわり、しっとりとした口当たりが特徴です。

 ちなみに三方六という名は、開拓時代の薪の割り方にちなんだもの。

 割った薪の3辺がそれぞれ6寸(約18cm)だったことに由来するそうです。

 また、NHKの朝ドラ「なつぞら」の効果で、「あんバタサン」や「酪農みるくバターケーキ」もヒット。

 現在、本社の住所は「音更町なつぞら1-1」となっています。

白樺の薪に見立てて作られたバウムクーヘンの三方六
白樺の薪に見立てて作られたバウムクーヘンの三方六 出典: 柳月提供

ジオラマ博物館がオープン


 そんな柳月の小樽市にある店舗「オタルト」に11日、「オタルトジオラマ博物館」がオープンしました。

 三方六ができるまでの様子を、お菓子の材料で再現したジオラマなど計12点を展示。

 バウムクーヘンを焼き上げてチョコをかけ、薪の形に切り分けていく様子などを、シュガーペーストなどを使って再現しています。

 「菓子工芸の技術を生かして、音更の工場の様子を楽しく再現しています」

 そう話すのは、企画開発室の阿部静さんです。

 音更にある本社工場で商品を生産し、各店舗に配送している柳月。

 観光地として人気の小樽の店舗で、十勝にある工場の様子を伝えようという試みだそうです。

お菓子の材料で作ったジオラマ
お菓子の材料で作ったジオラマ 出典: 柳月提供
お菓子の材料で作ったジオラマ
お菓子の材料で作ったジオラマ 出典: 柳月提供
柳月オタルト店
柳月オタルト店 出典: 柳月提供

映像も放映


 ジオラマの約半分が三方六に関するものですが、他にも「さくら餅」や「紅白餅」、「あんバタサン」などの制作工程を再現したものもあります。

 柳月というと洋菓子のイメージが強いですが、和菓子や和洋折衷菓子を作っていることもアピールしているようです。

 「お菓子の材料で作っていることもあり、手入れをしながら数年は維持できます。そのため、こまめな展示替えなどは予定していません」

 ジオラマ展示に加え、北海道開拓を中心とした十勝や柳月にまつわる「北海道映像詩」も放映しています。

 「お菓子を楽しんでいただくだけでなく、北海道の旅の思い出とともに、ものづくりの面白さが伝わることを期待しています」

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