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「ゆるくて和む」恐竜のまめ皿が人気 実は絵柄には意味があって…
寝ているステゴサウルスや、くたっとした姿のトリケラトプス…。ゆるい恐竜の柄と古風なデザインの美濃焼の「まめ皿」が先日、SNSで話題になりました。販売会社に取材しました。
先日、「恐竜柄」のまめ皿がSNSで注目を集めました。赤や青、黄色の優しい色合いで、寝ていたり、くたっとしているゆるい恐竜の絵柄が描かれています。
SNS上では、「ゆるい恐竜たち、かわいすぎ」「ゆるくて和む」「大人買いしたい」「さりげなく和柄に溶け込む恐竜かわいい」と話題になっていました。
このお皿を販売しているのは、岐阜県瑞浪市にある美濃焼の企画販売会社「AWASAKA(アワサカ)」です。今回話題になったまめ皿は、アワサカが販売する「江戸っ子恐竜」という美濃焼のブランドで、今年1月から販売しているそうです。
岐阜県瑞浪市は美濃焼の産地として知られていますが、実は化石が採れる街としても有名で、瑞浪市化石博物館という施設もあるくらいだそうです。
担当者は「古き良き文様の中に、恐竜をひっそり潜むデザインにしたら面白いのではないか、というデザイナーの発案から誕生しました」と話します。
「恐竜といえば男の子に好まれるイメージがあるかと思いますが、今回は大人の女性に刺さるような『おとなかわいい』古風なデザインになっています」
まめ皿は全部で8種類。ティラノサウルス、ステゴサウルス、トリケラトプスといった有名な恐竜をモチーフにしていますが、火を噴いたようなデザインの「赤炎竜」や「青炎竜」、富士山の下で眠る「富士竜」、背のとげを持つ「剣竜」などアワサカ独自の恐竜のキャラクターを描いているといいます。
さらに、これは「縁起の良さ」も考えての絵柄だそう。例えば、富士山のふもとで寝ている「富士竜」は富士山の末広がりをイメージしたり、飛んでいる「飛躍竜」は飛躍するようにとの願いを込めています。
また、赤い炎を噴いている「赤炎竜」「青炎竜」については、炎に描かれる亀甲柄から「亀は万年生きる」という長寿の意味を込めていて、8種類それぞれの絵柄に縁起の良い意味があるといいます。
アワサカでは卸問屋がメインということもあり、卸先の全国の小売店や博物館、雑貨屋から、アワサカのオンラインショップでも購入することができます。
担当者は「老若男女問わず、国内のみならず、海外からも人気のまめ皿です。ぜひ手にとっていただければ」と話しています。
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