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〝みそ達が夏バテしていないか心配〟メーカー発信に「知らなかった」
「親のような味噌愛」
「弊社より旅立ったみそ達が夏バテしていないか心配になり、お便りを書かせていただきました」
みそ製造大手の「マルコメ」がXで投稿した文面が話題になっています。みそが夏バテってどういうこと？聞きました。
「即席みそ汁も冷蔵保存を」
今月中旬、マルコメは「お便り」風の投稿をXにしました。
みそがお家にある皆さまへ
— マルコメ【公式】 (@marukome_family) August 16, 2024
大切なお知らせです。 pic.twitter.com/L6bOk0SmAK
《拝啓 残暑の候、皆さまにおかれましては
ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素より弊社製品をご愛用いただきありがとうございます。
さて、このたびは大変暑い日が続いております。
弊社より旅立ったみそ達が夏バテしていないか心配になり、
お便りを書かせていただきました。
みそは暑さが大変苦手でございます。
もし、常温のお部屋にいるようでしたら
未開封でも、冷蔵庫や冷凍庫という涼しいお部屋へ
お引越しをお願い申し上げます。
ちなみに申し上げますと、この季節は
即席みそ汁も冷蔵保存が望ましいです。
お手数をおかけいたしますが
本夏をおいしく乗り切るため、ご確認をお願いいたします。
皆さまと、みそが元気に過ごせることをねがって。》
この投稿には11万以上の「いいね」がつき、「即席味噌汁も冷蔵庫！初めて知りました」
「初耳」「親のような味噌愛」など、驚く声が寄せられました。
毎年増える問い合わせ「食べても大丈夫？」
マルコメによると、毎年夏になると「みそがいつもより赤く・濃くなっている。食べても大丈夫か」という問い合わせが増えることが、投稿の背景にあったといいます。
この色が変わる現象は「褐変」といい、みその原料である、米の「糖」と大豆の「タンパク質・アミノ酸」が反応して起こる現象で、色や風味が変化するものです。
同社の担当者は、褐変が起こっても「食品衛生上、賞味期間内に召し上がられるのには問題ありません」といい、ホームページでも、「褐変した味噌でもおいしく召し上がれるレシピ」を紹介しています。
冷凍でもオッケー、風味に変化なし
今回、これだけの反応が集まったことについては、「想定していませんでした」。
「問い合わせをするほどではなかったけれども、気になっていた人がいたということなのかもしれません」と担当者。
投稿への反応の中には、即席の味噌汁も冷蔵・冷凍が推奨されていることに驚く声も多くありました。
担当者は「レトルトや缶詰なども含む即席の商品に、冷蔵保存のイメージはないのだと思います」と理解を示します。
その上で、「味噌は温度に敏感なので、空気に触れるかどうかにかかわらず、冷蔵・冷凍保存が風味を保つポイントになります」と呼びかけています。
ちなみに、冷凍保存であっても味噌に風味の変化はなく、塩分濃度が高いため、硬さも「少し固くなる」程度で、そのまま使うことができるそうです。
〝みそ達が夏バテしていないか心配〟メーカー発信に「知らなかった」
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