ネットの話題
「しげき」ってどんなヤツ? ふりかけ3文字シリーズに新商品が登場
命名の経緯を担当者に聞きました
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命名の経緯を担当者に聞きました
赤しそふりかけ「ゆかり」を手がける三島食品が「しげき」を発売します。毎回ユニークなネーミングでネット上の注目を集めている、ひらがな3文字シリーズの新商品です。命名の経緯を担当者に聞きました。
看板商品の「ゆかり」は、商品の色が紫色で、紫色が「ゆかりの色」と呼ばれることから、「ご縁を大切にしたい」との思いを込めて命名。
その後、青じそふりかけの「かおり」、ピリ辛たらこの「あかり」が発売されて「三姉妹」として展開しています。
「かおり」は文字通り青じその香りが良いことから、「あかり」は三島食品が福岡で展開していた総菜店の名前を引き継いで名付けられました。
2020年には、梅の酸味とカリカリ食感が楽しめる「うめこ」を発売。
商品名がそれまでの「り」つながりではなく、「こ」となったことから、ネット上でも話題に。
ちなみに、昭和の演歌歌手をイメージして社長が命名したそうです。
2021年に登場したのが、地元・広島県産の「広島菜」を100%使用した「ひろし」。
「ひろこ」という名前で決まりかけていましたが、社長の提案で変更に。
変更の理由は「広島菜の読みの最初の3文字『ひろし』の方がしっくりくるだろう」というものでした。
2022年に発売した「かつお」は、一転してシンプルなネーミングに。
「けずる」や「かんな」という案も出ましたが、半年経ってもなかなか決まらず。
「徹底的に素材にこだわったんだからシンプルに『かつお』で行こうよ」となったそうです。
そんなシリーズに新たに加わる「しげき」。
3種の青菜(大根葉、京菜、わさび葉)を使用し、わさび葉のツーンとした辛味が刺激的なふりかけです。
ごはんにふりかけるだけでなく、焼き鳥やステーキなどの料理、麺つゆの薬味としてもおすすめだといいます。
命名の由来について、三島食品の広報担当者はこう話します。
「ひらがな3文字で親しみの持てる名前を考える中で、シンプルに注意喚起を込めて名付けました」
これまでの商品と比べて辛味が強く、その刺激の強さから「しげき」となったそうです。
「一昨年の年末に試食があったのですが、『辛すぎてクレームが来るかも』という意見が出て、ガツンとした辛さをツーンと長続きするものに改良したくらいです。小さなお子様や辛味が苦手な方はご注意ください」
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