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連載

#29 猫と警備員、ほっこり攻防の日々

猫と警備員、雨が降ってもコンニチハ 初日に来場、声を聞いてゴロリ

さっそく黒猫ケンちゃんが警備員さんに会いに来ました

左はローリングを披露する黒猫ケンちゃん。右はその後のふれあいタイム
左はローリングを披露する黒猫ケンちゃん。右はその後のふれあいタイム 出典: 尾道市立美術館のツイッター

目次

 美術館に入ろうとする猫と、防ごうとする警備員さんのやりとりで話題になる尾道市立美術館(広島県)。夏の特別展初日の1日、さっそく黒猫ケンちゃんが警備員さんに会いに来ました。

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ケンちゃんと馬屋原さん


 近くのレストランで飼われているケンちゃんが、最初に注目を集めたのは2017年3月。

 開催中だった「猫まみれ展」の会場に入ろうとして、警備員・馬屋原定雄さんに阻止される様子がツイッターで紹介されたのがきっかけでした。

 その後も「猫と警備員の攻防」としてたびたび話題になっていますが、侵入を試みるのは警備員が馬屋原さんの時がほとんど。

 馬屋原さんが来るのは特別展の時だけなので、そのたびに美術館職員は攻防戦を期待してカメラを構えています。

夏の特別展初日に


 美術館では7月1日から、夏の特別展「超・色鉛筆アート展 神ワザ12人の彩りスタイル」が始まりました。

 開幕初日の昼、ケンちゃんが正面玄関に現れたと聞いてスマホを手に駆けつけた美術館職員。

 馬屋原さんは休憩中でそこにいませんでしたが、来館者たちがケンちゃんの周りに集まっていたそうです。

 美術館職員が「ケンちゃん」と呼びかけると、こちらに向かってゆっくり歩いてきます。

 ちょうどその時、反対側の自動ドアが開き、そこには休憩から戻ってきた馬屋原さんの姿が。

 すぐに気づいたケンちゃんでしたが、なぜかその場でひっくり返り、ぐるぐる転がりながらあくびをします。

前回も雨でした


 「馬屋原さんに気づいて、うれしくなってローリングしたように見えました」と美術館職員。

 ケンちゃんがやってきたと聞いた馬屋原さんは、お昼休みを早く切り上げて玄関にやってきたそうです。

 ローリングを終えて、馬屋原さんの元へゆっくり歩いていったケンちゃん。

 しばらくの間、自動ドアの前でふれ合いタイムに。

 その後、来館者が増えてきたので、職員が抱っこして家まで連れ帰ったそうです。

 ケンちゃんと馬屋原さんの再会は、春の特別展の最終日だった5月7日以来。

 「春の最終日に会いに来て、夏は初日にやってくる。しかもどちらも雨だったので、普段なら外に出たがらないはずなんですけどね。やっぱり馬屋原さんがいるってわかるんでしょうね」

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