連載
#160 #小山コータローの4コマ劇場
「よく見て!」 彼の部屋に私の写真…ストーカー疑われ、驚きの理屈
納得してるし
好きな動物…やっぱり僕は猫ですね。
元々猫が好きだったのですが、去年黒猫兄妹の保護猫情報を見つけ一目惚れの末、そのまま家に迎え入れたのです。
猫がいる生活、ドラム式洗濯機がある生活以来の革命です。毎日本当に幸せです。
仕事から疲れて家に帰れば、男の子の方が「あなーん!」と言いながら足に擦り寄り、女の子の方は優雅に寝ています。
この、好きなようにする猫を見るのがどちらも最高なんです。猫という芸術、猫というサービス、猫というエンタメです。
毎朝起きたらコンタクトを入れて、自分のことは後回しにしてまず猫にごはんをあげます。この餌も、毎回同じにならないように3、4種類を毎食変えながら猫様が飽きないように気を使います。
よく食べるからと言って同じご飯をあげ続けると、うちの猫様たちは「え?…また?うそだろ?」みたいな顔をして絶望のまま立ち尽くす(座りつくす)のです。
そして猫たちがごはんを食べている隙にトイレ掃除です。これはもう宝探しです。砂に隠していただいた猫様のモノを探す楽しみを与えてもらっています。
掃除を終えると、ご飯を食べ終えた猫たちがトイレに次々と入っていきます。お構いなしです。
これはおそらく「僕にモノを探す楽しみを与えるためにご飯を食べてくれた」まであります。
そして夜な夜な漫画を描く僕の目の前に座り、監視までしてくれるんです。
「お前は寝ずに漫画を描いて、我々の餌を買え」
というメッセージを握りしめて、今日も僕は漫画を描いています。あなーん
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍「デリシャス・サンド・ウィッチーズ」(扶桑社)発売中。Twitterアカウントは@MG_kotaro。
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