連載
#51 どうぶつ同好会
豚を「湯たんぽ」代わりにして… 種を超えて重なり合ったマーラたち
撮影者に話を聞きました
飼育員が朝のぞいてみたら、ミニブタが湯たんぽ代わりにされていた――。そんな状況を収めた動画が注目を集めています。撮影者に話を聞きました。
初乗り✨
— 草津熱帯圏 (@nettaiken932) January 1, 2023
ぶーちゃんとマーラ♫今年はどんなシーンを見せてくれるでしょうか??#草津温泉 #動物園 #草津熱帯圏 #ミニブタ #minipig #マーラ #mara #初乗り pic.twitter.com/9chkL1GlOK
昨年末、群馬県草津町にある「草津熱帯圏」のツイッターアカウントがこんなつぶやきを投稿しました。
「マーラの暖房代わりとなっているぶーちゃん 相当ぶーちゃんは居心地が良いようで…… ここまでくるとリアルブレーメンの音楽隊です」
添付された25秒の動画に映っているのは、ミニブタのぶーちゃん(メス、9歳)と、南米に生息するげっ歯類「マーラ」7頭。
横たわっているぶーちゃんの上にマーラたちが乗っかって暖をとっているようですが、ぶーちゃんが起き上がろうとします。
離れていくマーラもいれば、それでも体を寄せていく個体も。
最後はぶーちゃんが立ち上がって歩き始めますが、それでも1頭は背中に乗ったままです。
この動画に対して、「モテモテぶーちゃん」「どれだけ居心地いいの」といったコメントが寄せられ、いいねは2000を超えています。
マーラの暖房代わりとなっているぶーちゃん✨相当ぶーちゃんは居心地が良いようで・・・
— 草津熱帯圏 (@nettaiken932) December 28, 2022
ここまでくるとリアルブレーメンの音楽隊です🎶#草津温泉#草津熱帯圏#ミニブタ#minipig#マーラ#mara#ブレーメンの音楽隊 pic.twitter.com/2QNQO0KRTZ
「朝8時ごろに見に行ったら、この状態だったので動画を撮影しました」
そう話すのは担当飼育員の熊本耕治さんです。
ずっと同じ飼育スペースで生活しているというぶーちゃんとマーラたち。
マーラは本来、警戒心が強いそうですが、幼いころから近くにいるぶーちゃんには心を許しているようです。
「夏場はほとんど見られない光景なので、暖をとっているんだと思います。お互いウィンウィンなのでぶーちゃんも嫌がらないんでしょうね」
冬の朝方によく見かけるというこの光景。
数年前からツイッターなどでも紹介してきましたが、今回は特に反響が大きかったそうです。
話題になったことについては、こう話します。
「ぶーちゃんとマーラたちの関係性にほっこりしていただけたんだと思っています。ぜひぶーちゃんたちに会いに来てください」
ぶーちゃんは食い意地が張っているそうで、餌の時間にはマーラたちに「あっちに行け」といったしぐさを見せることも。
1カップ100円でおやつ(リンゴやニンジンなど)も用意されているので、来園者も餌やりを体験できます。
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