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番台の人みたい!穴から「突き出た」愛犬、飼い主爆笑の写真が大人気

実は〝2期目〟キャラの濃さ漂う一枚

何とも言えないシュールな光景について伝える画像が、ツイッター上で拡散されています。
何とも言えないシュールな光景について伝える画像が、ツイッター上で拡散されています。 出典: けもさんのツイッター(@sokonron)

目次

とある家で暮らす犬の写真が、ツイッターユーザーを驚かせています。愛くるしいようで、大方の予想を裏切るシュールな構図が、人々の度肝を抜いているのです。爆笑しながら撮影したという飼い主に、背景事情を聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

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悟っているかのような表情の犬

「外を通る車にわんわんと吠(ほ)え、通り過ぎたら穴に戻った」

12月5日、そんな文言と共に、一枚の写真がツイートされました。

写っているのは、民家の庭と思われる場所です。一面を落ち葉や雑草が埋め尽くし、奥の方で、なぜか白っぽい犬が地面から突き出ています。

胴の辺りまで地中に埋まる様子は、見る者に場違いな印象を与えます。さらに穏やかな表情で、じっと前を見据えている点が、ますますおかしみを誘うのです。

「何かを悟っていそう」「(忍者が使う)土遁(どとん)の術だ」「番台の人みたい」。画像には好意的なコメントが連なり、12万を超える「いいね」もつきました。

ツイートの添付画像を見ると、なぜか犬が地面に埋まっている。
ツイートの添付画像を見ると、なぜか犬が地面に埋まっている。 出典:けもさんのツイッター(@sokonron)

強烈な光景にぎょっとした飼い主

何とも言えず味わい深い光景は、どのようにして生まれたのか? 犬の飼い主で、写真を撮影・投稿した、会社員のけもさん(@sokonron)を取材しました。

けもさんによると、犬は雑種のレオ君(11歳・オス)です。

12月5日の午前中、一緒に自宅の庭にいたとき、近くの車道を自動車が通りました。するとレオ君が自動車に吠えかかったため、けもさんが止めようと近づいたところ、庭に空いた穴に入っていったそうです。

この穴、実は昨年秋に、レオ君が自ら掘りました。車道と自宅敷地とをつなぐ階段を上がると、カエデの木が植わっており、その根元に位置します。直径約30センチ、深さ10~20センチほどで、あまり深くはないといいます。

「昨年の冬、初めて穴に埋もれているのを確認しました。中を落ち葉で満たしておいたら、潜っていたんです。首から上だけが見え、強烈な絵面でぎょっとしました。でも穴を掘っていると知っていたため、すぐ爆笑しました(笑)」

いわく、庭は犬のものであり、穴を埋め戻すことはしません。レオ君が毎日掘り進めるうち、徐々に深くなっていったそうです。夏場は別の場所に穴が現れることもあり、今回のものは「秋から冬にかけてのお気に入り」だといいます。

自宅でくつろぐレオ君。
自宅でくつろぐレオ君。 出典: けもさんのツイッター(@sokonron)

快適に過ごせる環境を求めていた?

どうしてレオ君は、わざわざ穴を掘るのでしょうか?

「夏には冷たい土を露出させ涼を取っているようです」とけもさん。一方、冬場の行動の理由は、よく分からないとのことです。ただ穴の中に落ち葉を入れると、飛び込んだといいます。そのため、暖かさを求めているのでは、と推測しました。

個性的なレオ君ですが、元々は保護犬として、けもさん宅に迎えられました。目に入るもの全てを怖がるほど臆病な性格。しかし段々と新居になじみ、いつしか「昼寝と散歩と炭水化物を愛する、愛らしいおじさん」(けもさん)に成長しました。

現在は同居の雑種猫・凪(なぎ)ちゃん(6歳・メス)と共に、穏やかな日々を過ごしています。甘え上手な凪ちゃんは、レオ君を慕っているといい、日々近寄っては逃げられているそうです。

そして今回注目を集めた画像に、様々なコメントが寄せられたことについて、けもさんは「色々な見なし方があって、面白く拝見しています」と話しました。

ストーブの前で暖を取るレオ君と猫の凪ちゃん(右)
ストーブの前で暖を取るレオ君と猫の凪ちゃん(右) 出典: けもさんのツイッター(@sokonron)

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