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連載

#101 #小山コータローの4コマ劇場

メインは「砂」だったの…? 婚約者との会話で判明したまさかの過去

ロマンチック!

小山コータローさんの漫画「思い出の砂」
小山コータローさんの漫画「思い出の砂」
漫画家・小山コータローさん(@MG_kotaro)が描いたカップルの一風景。「ロマンチックなような、そうでないような…」など反響を呼んでいます。
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小山コータローの4コマ劇場

「思い出の砂」

小山コータローさんの4コマ漫画「思い出の砂」
小山コータローさんの4コマ漫画「思い出の砂」

わずかな希望に向かって一番くじ

たびたびツイッターでも話題になるギャグ漫画作家の小山さん。この漫画を描いたきっかけを聞きました。

コレクションしたくなるものと言えば、やはり一番くじですよね。
 
コンビニとかよくやってるやつです。その時期によって人気アニメやキャラクター物のグッズがキーホルダーからフィギュアまで並び、くじを引くとそのどれかがランダムで貰えるわけです。
 
大体一回650円くらいするんですよ。なかなかなものです。
 
一食分の費用を使って、推しじゃないキャラクターの小さなキーホルダーを手に入れることになるかもしれないんです。
 
でも人間は僅かな希望に向かって一番くじをやってしまうのです。
 
先日、僕もツイステダドワンダーランドという女子中高生に人気のスマホゲームの一番くじをやりました。
 
勘のいい皆さんはお気づきかもしれませんが、僕は35歳男性です。しかもその時は本業の作業服を着ています。
 
そんな状態でツイステの一番くじをやること自体がもうだいぶ恥ずかしいのです。
 
全ての羞恥心をドブに投げ捨てて、いざレジに向かい「すいません、一番くじ10回分ください」と言うと「6回分しかないヨ〜」と出鼻をくじかれていました。
 
気を取り直して「じゃあ6回分でお願いします。」
と言い、6回分をやることにしました。
 
一番くじをやったことがある人はわかると思いますが、一番くじには「ラストワン賞」というものがあります。最後の一枚のくじを引くと、特別な商品がもらえるのです。つまり、最後の6回分を買った時点で確実にラストワン賞は貰えるのです。
 
しかしそのレジの人はあまり理解していなかったのか、残りのグッズを全部持ってきて、その中でもとりわけデカいグッズを見て「ワ〜ォ!コングラッチュレイショ〜ン!」と店内に響き渡る声で祝福してくれました。
 
店内にいる少女たちに見送られながら、両手にツイステのグッズを抱えて出て行く作業服のおじさんは、心が一番くじけたそうです。
 
うまいですね。

<こやま・こーたろー>
 漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍「デリシャス・サンド・ウィッチーズ」(扶桑社)発売中。Twitterアカウントは@MG_kotaro

   ◇

 漫画家・小山コータローさんの連載「#小山コータローの4コマ劇場」は原則週1回(月曜日)、withnewsで配信していきます。
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