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動物どこ行った?カップヌードルフタ裏に「異変」…日清食品の答えは

突然の別れにSNS騒然「寂しい」

カップヌードルのフタを開けてみると……あれ、何だか変じゃない?違和感の理由について、日清食品に聞きました。
カップヌードルのフタを開けてみると……あれ、何だか変じゃない?違和感の理由について、日清食品に聞きました。 出典: 日清食品提供

目次

多くの人々に愛される「カップヌードル」に、「異変」が起きています。昨年から流通し始めた、新デザインのフタ裏にあしらわれている、動物のイラストが消失した――。そんなうわさが飛び交っているのです。真相に迫るべく、製造・販売元企業の日清食品を取材しました。(withnews編集部・神戸郁人)

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動物柄で商品の話題作りに一役

カップヌードルの新型のフタは「Wタブ」と呼ばれるものです。上側から見ると、開け口が二つ、4時と8時の方向に突き出ています。開け口が一つだけだった、従来の「シングルタブ」とは異なる外観です。

日清食品は環境負荷軽減のため、プラスチック製のフタ止めシールを廃止。これに伴い、お湯を注いだ際にフタを固定できるよう、デザインが一新されました。レギュラーサイズの商品を対象に、昨年6月から順次置き換えが進んでいます。

カップヌードルの新型のフタ「Wタブ」。面の下側に、開け口が二つついている。
カップヌードルの新型のフタ「Wタブ」。面の下側に、開け口が二つついている。 出典: 日清食品提供

フタの開け口を裏面から見ると、どことなく動物の耳のように思えてきます。そのため「猫」と「チベットスナギツネ」のイラストが配され、人々の注目を集めてきました。

特にチベットスナギツネは、商品の生産実数ベースで混入率6%と、まさにレアキャラ中のレアキャラです。偶然巡り合えたユーザーが、しばしばSNS上で歓喜の声を上げるなど、商品の話題作りに一役買ってきた経緯があります。

裏側に「猫」(左)と「チベットスナギツネ」の顔があしらわれた、カップヌードルのフタ。
裏側に「猫」(左)と「チベットスナギツネ」の顔があしらわれた、カップヌードルのフタ。 出典: 日清食品提供

「もう会えない?」メーカーの答え

ところが最近になって、フタ裏に何も描かれていないとの報告が、方々で相次いでいるのです。

どちらの動物も、口からよだれを垂らしている、愛らしい見た目。おいしそうなカップ麺を前に「思わず出てしまった」という、ほほえましい設定も相まって、愛用者の心をわしづかみにしてきました。

「一体どこに行っちゃったの?」「もう会えないのかな。寂しい……」。人気が高いデザインだっただけに、SNS上を中心として、ファンたちの嘆きの声がこだましています。果たして本当に、動物たちは自然に戻ってしまったのでしょうか?

「現在のところ、猫やチベットスナギツネのイラストを入れたフタを、新たに生産する予定はありません」。日清食品の担当者に話を聞くと、そんな回答が返ってきました。

いわく、動物のイラストは、元々期間限定で導入されたとのこと。昨年9月18日に、カップヌードルが発売50周年を迎えたのを記念した取り組みだったのです。同年11月頃から、無地のものに変更されているといいます。

カップヌードルのフタは、昨年11月頃から、裏側が無地のものに置き換わっている。
カップヌードルのフタは、昨年11月頃から、裏側が無地のものに置き換わっている。 出典: 日清食品提供

「可愛がって頂き感謝でいっぱい」

担当者によると、同社が生産しているカップヌードルのレギュラーサイズ商品は、既にWタブへの切り替えが完了済みなのだそうです。今後は原則として、イラストがないタイプのフタだけが出回ることになります。

動物のキャラクターたちに親しんできた人々に対して、担当者は次のように語りました。

「商品の発売50周年の限定企画でしたが、多くのお客様に可愛がって頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも皆様に楽しんで頂けるような企画を検討して参りたいと思います」

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