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プリングルズと思ったら水筒でした… 宝島社がそっくりグッズを発売
企画した宝島社の担当者に話を聞きました
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企画した宝島社の担当者に話を聞きました
筒形容器に入ったポテトチップス「プリングルズ」。その容器の形状にそっくりな真空断熱水筒が発売されました。企画した宝島社の担当者に話を聞きました。
今月9日に発売された容量250mlの「PRINGLES 真空断熱水筒BOOK」(税込み2189円)。
缶デザインそっくりの真空断熱水筒で、フレーバーに合わせて「サワークリーム&オニオン」「うましお」「CHEEEEEESE」の3種類があります。
上記3種類はローソン、HMV、HMV&BOOKS onlineで販売中ですが、2月18日からは書店で300ml版「サワークリーム&オニオン」(税込み2420円)も発売されます。
真空断熱構造でホットとコールドどちらにも使用可能で、底面には滑り止めのゴムも付いています。
また、成分表示の注意書き部分に「本品はプリングルズの水筒ですが、プリングルズは入れないでください」と記すなど、細かな部分にもこだわっているようです。
「知名度抜群で誰もが知るキャラクターなのに、案外グッズが少ないなというところから企画しました」
そう話すのは編集担当の花房美也子さんです。
雑貨にするにあたって一番可愛い形状を考えたところ、「筒と言えば水筒。水筒がいちばん可愛く、また元のパッケージに近い雰囲気になる」とひらめいたそうです。
商品パッケージの直径や高さの比率に近い水筒を探して、たくさんのサンプルを取り寄せることに。
デザインが近くて、ちょうどいい容量のものを選ぶべく、ベッドルームにずらりと並べて「どれがいいかな」と日々比較したそうです。
3種類にした理由については、こう説明します。
「3つ並んだ絵が絶対可愛いと思ったんです。サワークリームオニオンが売れ筋だと聞いていたのですが、水筒であれば赤や黄色も使いやすそうだなという思いもありました」
遊び心のある注意書きは、せっかく読んでくれた「物好きな人」にクスッとしてもらおうと頭をひねったそうです。
「もっと飛ばした表現もあったのですが、社内校閲から『分かりにくい』と指摘されて、泣く泣く削ったところが多々あります」
当初は昨年中の発売を想定していましたが、プリングルズのロゴのリニューアルがあったため変更。
世界的なポテト不足でプリングルズを購入できなかったら水筒と一緒に並べる楽しみも減ってしまう、とも考えたそうです
「見慣れないロゴの水筒が出る感じにならないか、発売のタイミングでポテチは売ってるのか、何もかもが不安だったのですが、そこは世界のケロッグさん。最終的にはちゃんと新しいロゴも浸透したタイミングで出すことができて、とても良かったです」
完成品を子どもに見せたところ、本物のプリングルズだと思ってがっかりさせたというエピソードもあるそうです。
自らが手がけた自信作について、花房さんはこう話します。
「おもしろ企画に見えて、実は品質もちゃんとしています。しっかりとした真空断熱仕様で、保温、保冷に優れていて、フタのパッキンもいい仕事してて、マジで漏れません。地味なこだわりとして底部分のゴムがめちゃくちゃ便利です」
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