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連載

#14 猫と警備員、ほっこり攻防の日々

猫と警備員、ケンちゃんがやきもち? 連れ戻された後に強行突破図る

久しぶりの強行突破に職員は「やきもちを焼いたのかも」と推測します。

強行突破を図ったケンちゃんと、阻止した馬屋原さん
強行突破を図ったケンちゃんと、阻止した馬屋原さん 出典: 尾道市立美術館のツイッター

目次

 美術館に入ろうとする猫と、防ごうとする警備員のやりとりで話題になる尾道市立美術館(広島県)。来館者の対応中だった警備員のスキを突いて、黒猫ケンちゃんが美術館に入り込もうとしました。久しぶりの強行突破に職員は「やきもちを焼いたのかも」と推測します。

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馬屋原さんとケンちゃん


 近くのレストランで飼われている黒猫ケンちゃんが、最初に注目を集めたのは2017年3月。

 開催中だった「猫まみれ展」の会場に入ろうとして、警備員・馬屋原定雄さんに阻止される様子がツイッターで紹介されたのがきっかけでした。

 その後も「猫と警備員の攻防」としてたびたび話題になっていますが、侵入を試みるのは決まって警備員が馬屋原さんの時ばかり。

 馬屋原さんが来るのは特別展の時だけなので、そのたびに美術館職員は攻防戦を期待してカメラを構えています。

いつもより積極的な行動に


 尾道市立美術館では9月11日から、秋の特別展「画家とパレット 近代の巨匠たち展」を開催中。

 警備中の馬屋原さんに対して、ケンちゃんがドアの前で寝転がる「じらし作戦」を展開するなどしてきました。

 そんな中で今月16日、いつもより積極的なケンちゃんの姿が見られました。

 15時45分ごろ、二つあるドアの一つ目の前で毛繕いをして様子をうかがいます。

 馬屋原さんが近づいてきたところで、一つ目のドアを通過。

 あえなく捕獲されて優しくなでられると、その場に寝転がってニャーンと鳴きました。


 ここまではよく見かける光景ですが、その後が違っていました。

 来館者が増えつつあったので、撮影していた美術館職員が「私がケンちゃんをおうちに連れて行きますよ」と提案。

 レストラン付近まで抱えて行って下ろしたとたん、ケンちゃんはまっすぐ来た道を戻り始めました。

 美術館では、馬屋原さんが来館者に対して検温の案内をしている最中。

 スキありと思ったのか、一つ目、二つ目と立て続けにドアを通過します。

 気づいた馬屋原さんが、慌てて両手でバリケードをつくって押し戻し、侵入を防ぎました。

やきもちを焼いた?


 「馬屋原さんが不在の時にもう少し奥まで入ったことはありますが、馬屋原さんの時では最長記録です」

 そう話すのは、一連の様子を撮影していた美術館職員です。

 これまで「じらし作戦」を展開してきたケンちゃんが見せた強行突破。

 その理由について職員は「やきもちを焼いたのかもしれませんね」と推測します。

 もともと来館者が多い時期や時間帯を避けて遊びに来ていたケンちゃん。

 昨年からのコロナ禍もあって来館者が減り、馬屋原さんにかまってもらえる時間が多くなっていました。

 感染者数が減ったことで客足が戻り始め、結果的に遊んでもらえる時間が減ることに。

 そのことに機嫌を損ねて、強行突破を図ったのではないか、という見立てです。

 「私たち横で見ている側も幸せな気持ちになれる光景でしたから、無理もないですよね」

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