ネットの話題
カニが脱皮するぬいぐるみ! 色が変化、大きさも1.2倍と忠実です
タカアシガニが脱皮する瞬間を何度でも楽しめます。
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タカアシガニが脱皮する瞬間を何度でも楽しめます。
タカアシガニが脱皮する瞬間を何度でも楽しめます――。そんなぬいぐるみが誕生しました。監修したのは新江ノ島水族館です。
通販大手フェリシモが16日からウェブ予約の受け付けを開始した「タカアシガニ脱皮ぬいぐるみ」(税込み6380円)。
2匹のカニぬいぐるみがセットになった商品で、脱皮後のカニを脱皮前のカニの中に収納できるため、何度でも脱皮の瞬間が楽しめる仕掛けになっています。
監修したのは、タカアシガニが脱皮する様子をYouTube動画で公開している新江ノ島水族館。
水族館が監修しただけに、細部までこだわった仕様になっています。
まずは、その大きさ。
脱皮後は1.2倍~1.5倍の大きさになるので、ぬいぐるみも約1.2倍に。
中に収納できるカニの方が大きくなると作りにくそうですが、同じポリエステル製でも硬さの違うものを採用することでクリア。
脱皮前は少しハリのある硬い素材、脱皮後はやわらかいソフトボア素材になっています。
これによって、実際の脱皮前後の甲羅の硬さの違いも表現することができたといいます。
色についても、脱皮前がくすんだオレンジ色風なのに対し、脱皮後は鮮やかな赤色になっています。
「大変だったのは、やっぱり脚です。左右5本ずつの計10本ありますが、5本とも大きさやデザインが違って、それぞれ3つの節に分かれています。さらに表裏でも違うため、最終的には120パーツをデザインしました」
そう話すのは、商品開発を担当した企画デザイン会社「2時」のプランナー・楢崎友里さんです。
開発のきっかけは、新江ノ島水族館から「フウセンウオ」のマスコット制作を依頼されたことでした。
フウセンウオの商品化を進める中で、YouTubeでタカアシガニ脱皮の動画を見ていた楢崎さんが逆提案。
フウセンウオもタカアシガニも、どちらも商品化することになりました。
脱皮前のタカアシガニぬいぐるみは、脱皮後を収納するためのファスナーや爪部分にナスカンがついているため、ポーチとしても使用可能。
脱皮後はフニャフニャと柔らかいので、お昼寝枕やインテリアになるそうです。
発表直後から「いつもながら攻めてるなぁ」「作り手さんの愛情があふれてる」といったコメントが寄せられています。
「実際の脱皮の際は脚が欠けることもあるそうで、カニもがんばっています。いろいろと大変な時期ではありますが、カニに負けないようにがんばるきっかけになればうれしいです」
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