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明治「チェルシー」がバッグに変身 アニヤ・ハインドマーチとコラボ
明治「チェルシー」とコラボしたバッグを、アニヤ・ハインドマーチが発売しました。
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明治「チェルシー」とコラボしたバッグを、アニヤ・ハインドマーチが発売しました。
英国発のバッグブランド「アニヤ・ハインドマーチ」が、明治のキャンディー「チェルシー」とコラボレーションしたトートバッグを4月に発売しました。手仕事で仕上げたという14万8500円(税込み)のバッグについて取材しました。
1971年に発売された「チェルシー」は、今年で50周年を迎えるロングセラーキャンディー。
CMソングの「ほらチェルシー♪ もひとつチェルシー♪」を懐かしく思い出す人もいるのではないでしょうか。
開発当時、新しいキャンディー市場の開拓を目指して、スコットランドの伝統的な「スカッチキャンディー」に着目したそうです。
練り込んだ原料をそのまま型に流し込んで作る「流し込み」という製法を採用。
バターの風味を感じられる味わいに仕上がり、黒に花柄を合わせた目を引くパッケージも相まって、人気商品になりました。
ちなみに商品名は、英国のイメージや音の響きなどから最終的に「チェルシー」「キングスロード」の2案に絞り、消費者テストの結果でチェルシーとなったそうです。
そんなチェルシーとアニヤ・ハインドマーチがコラボしたのが、「Anya Brands Chelsea Tote」です。
スパンコールをふんだんに使ってパッケージを再現し、花柄のデザインや英語・カタカナそれぞれの商品名まで、手仕事による刺繍で1点ずつ制作しています。
日常のありふれたものを、普通ではないものに仕立てあげるというアイデアからスタートした「Anya Brands」コレクションのひとつとして展開。
見慣れたものをユーモアと職人芸で再構築し、違った角度から楽しもうというコンセプトで、過去にはケチャップのハインツなどとコラボしています。
4月に発売されたのはチェルシーだけでなく、コカ・コーラなどのグローバルブランドを含む計4アイテム。
チェルシーを選んだ理由について、アニヤ・ハインドマーチのブランド広報担当者はこう説明します。
「日本との関わりも深くなり、何よりアニヤ本人が日本好きで、日本のアイテムも加えたい、ということがきっかけでした。今見ても新鮮なパッケージデザインで、50年を経ても愛され続けているキャンディーであることが決め手になりました」
コラボの提案を受けた時のことについて、明治のカカオマーケティング部・吉川尚吾さんはこう振り返ります。
「アニヤさんは英国ブランドということで、チェルシーにぴったりだと思いました。また、発売50周年のアニバーサリーイヤーのタイミングで素敵なバッグにしていただけるということで、快諾させていただきました」
バッグにするにあたって、パッケージデザインの要である花柄の部分は特に力を入れてもらったそうです。
「完成品を見て感激しました。チェルシーの世界観はそのままに、楽しさと高級感が共存するすばらしいデザインだと思います」
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Anya Brands Chelsea Toteは公式オンラインショップと、百貨店内のアニヤ・ハインドマーチの売場で取り扱っているそうです。
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