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ホテル空室を使って「ハート」点灯 新型コロナで宿泊4分の1の今こそ

新型コロナウイルスの影響で宿泊客が激減したホテルの取り組みです。

空室に明かりをともして「ハートマーク」を描きました
空室に明かりをともして「ハートマーク」を描きました 出典: 神戸ポートピアホテル提供

目次

 新型コロナウイルスの影響で宿泊客が激減した神戸のホテル。その空室に明かりをともして「ハートマーク」を描く取り組みが先日、ネット上で注目を集めました。「不安なニュースがあふれる中で、町を元気づけたかった」と話す担当者に聞きました。

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神戸ポートピアホテル本館
神戸ポートピアホテル本館 出典: 神戸ポートピアホテル提供
空室に明かりをともして「ハートマーク」を描きました
空室に明かりをともして「ハートマーク」を描きました 出典: 神戸ポートピアホテル提供

神戸ポートピアホテルです


 神戸市中央区にある神戸ポートピアホテル。今月9日から12日まで、市街地に面した本館北側の客室照明を使ってハートマークが描かれました。

 8階から28階までの140室を使い、客室の照明を窓際に持ってくるなどして、連日午後7時から2時間実施しました。

 期間中は、宿泊客には本館南側と南館に泊まってもらい、本館北側を空室にして作業したそうです。

 ホテルのツイッターアカウントがその様子を紹介すると、「とっても素敵な贈り物をありがとう」「心に響いたのと同時に空室の多さに驚きました」といったコメントが寄せられています。

担当者に聞きました


 「不安なニュースがあふれる中、明るい話題を提供して神戸の街を元気づけたかったんです」。そう話すのは、広報担当の万庭奈々恵さんです。

 新型コロナウイルスの影響を受けて、宿泊者が例年の4分の1まで減っているという神戸ポートピアホテル。

 空室状況を一番把握している宿泊部門の社員から提案があって、ライトアップを実施したそうです。

 「周りを思いやる気持ちや、3月9日で開業から40年目を迎えたことへの感謝の気持ちを伝える方法としてハートにしました」

阪神・淡路大震災の1年後の1996年には「KOBE」の文字とハートを描きました
阪神・淡路大震災の1年後の1996年には「KOBE」の文字とハートを描きました 出典: 神戸ポートピアホテル提供

逆に元気づけられる結果に


 客室の照明を使ってメッセージを出したのは、今回が初めてではありません。

 阪神・淡路大震災の1年後の1996年には「KOBE」の文字とハートを描き、開業30周年の時には「30」と数字を点灯させています。

 今回の取り組みが話題になったことについては、こう話します。

 「元気づけようと思って実施しましたが、ツイッターのコメントでは『頑張って』『応援してます』といったお声が寄せられ、同じようなお電話もいただきました。まさか自分たちが逆に元気づけられるとは思っていなかったので、大変ありがたく思っています」

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