ネットの話題
パカパカ開閉、伸びるアンテナ… 「ガラケー」のカプセルトイが話題
ガラケーがカプセルトイになりました
NTTドコモが展開していた「ガラケー」端末のカプセルトイが発売され、ネット上で注目を集めています。企画のきっかけや機種選定、こだわりについて販売元のバンダイを取材しました。
1月中旬に発売されたバンダイのガシャポン「ガラケーコレクション~docomo ver.~」(1回300円)。
ラインナップは「D502i」「SH251i」「P-02A」の3機種で、色違いも含めると全10種になります。
手のひらに収まるサイズ感で、当時の機種をできるだけリアルに再現したこのミニチュア。
D502iはフタが開閉するギミックとアンテナの伸び縮み、SH251iは折りたたみ式のパカパカ開閉ギミックとアンテナの伸び縮み、P-02Aは画面がスライドできる仕様になっています。
ツイッターで紹介されると「懐かしすぎて泣ける」「精巧に作られてますね」といったコメントが寄せられ、注目を集めています。
「20~40代の方が子どもの頃に好きだったキャラクターを商品化することは多いですが、キャラクター以外にも『懐かし需要』に応えた商品が何かないかと探していた時、テレビ番組でガラケーの特集を見て思いつきました」
そう話すのは、バンダイのベンダー事業部アシスタントマネージャー・荒川裕子さんです。
どうせなら実際にあった機種にしようと、NTTドコモの許諾を得て商品化しました。
上記3機種を選んだのは、メインのターゲット層である20~40代を意識した結果だそうです。
「人気だった機種は非常にたくさんありますのでかなり悩みましたが、20代から40代まで使用していたであろう2000年代の人気機種の中から、ビジュアルや再現するギミックが差別化できる端末を選びました」
外見に関しては、当時の機種と見比べながら、できるだけ精巧に設計。塗装についてもこだわったそうです。
「通常であれば不透明のプラスチックに上から彩色を施しますが、画面部分を上から黒色に彩色をするとおもちゃ感が強くなってしまったので、クリアなプラスチックに材料を変えて、裏から黒色の彩色をすることで画面らしさを演出しています」
docomo ver.となっていますが、現時点では他社のガラケーの商品化は決定していないそうです。
商品が注目を集めたことについては、こう話します。
「話題になって欲しいという期待はありましたが、想像以上に反響をいただいて驚いていますし、素直に嬉しく思っています。コメントを拝見していると、『着メロ』『着うた』など当時のガラケーの思い出を振り返っている方も多く、一緒にノスタルジーに浸っています」
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