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元旦と元日の違い、知ってますか? 「旦」の由来を聞けば思わず納得

「元旦」と「元日」、厳密には意味が異なります

2019年1月1日、松山城の太鼓門近くで見られた初日の出=松山市
2019年1月1日、松山城の太鼓門近くで見られた初日の出=松山市 出典: 朝日新聞

目次

 年賀状などでよく見かける「元旦」という表現。「元日」と似ていますが、厳密には意味が異なります。その違いについて日本漢字能力検定協会の佐竹秀雄・現代語研究室長に聞きました。

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2019年1月1日、晴天に恵まれた初日の出=岩手県山田町
2019年1月1日、晴天に恵まれた初日の出=岩手県山田町 出典: 朝日新聞

年賀状が届く日による?


 「元日」とは、年の初めの国民の祝日である1月1日のことです。

 一方で「元旦」は、一般的には「元日の朝」を意味します。

 「『旦』の字は、水平線や地平線から日が昇る様子に由来するといわれています」と佐竹さん。

 下の横棒が水平線や地平線で、その上に太陽である「日」が昇っているという捉え方です。

 他にも「雲から太陽が顔を出している様子」とする学説もあるそうですが、水平線や地平線から日が昇る様子という説が一般的なんだそうです。

 つまり、年賀状が1月1日の朝に届くのであれば元旦、そうでなければ元日と書いたほうが良さそうです。

どちらでも大丈夫?


 例年、パソコンで年賀状を準備しているという佐竹さん。

 「元旦」や「元日」といった表現は使わないようにしているそうですが、その違いについてそれほど気にする必要はないと考えているそうです。

 「新しい年の最初の朝のような気持ちを込めて書いた年賀状ということでいいんじゃないでしょうか。おめでたい日でもありますし、気持ちよく新年を迎えることができたらいいと思います」

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