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#6 ○○の世論

今年、年賀状もらえた人……どれだけ「珍しい」かがわかるデータ

年賀状専用ポストに投函する人=2019年12月16日、高松市内町、長妻昭明撮影
年賀状専用ポストに投函する人=2019年12月16日、高松市内町、長妻昭明撮影 出典: 朝日新聞

目次

元旦に年賀状は届きましたか? 最近ではメールやSNSで済ませるケースも多いようです。世論調査を見てみると、年賀はがきを1枚も出さない人が増えています。一方、今も100枚超出す人がいるのも事実。年賀状の実態を探ってみました。(朝日新聞記者・植木映子)

3人に1人が「出さない」

年賀はがきの当初発行枚数は、2004年用の44億5千万枚をピークに減り続けています。2020年用は23億5千万枚で、2004年用の半分近くになりました。

朝日新聞社が2019年12月に行った世論調査で「今年、郵便で年賀状を何枚くらい出しますか」ときくと、「出さない」と答えた人が33%。およそ3人に1人が年賀状を出していないことになります。

調査方法が異なるので、単純な比較はできませんが、発行枚数が40億枚を超えていた2005年12月に、同じ質問をした調査では、「出さない」と答えたのは16%。この14年間で1枚も出さない人は、ずいぶん増えたようです。

 

高齢者に広がる「年賀状じまい」

年代別に見ると、18~29歳は「出さない」が57%と過半数にのぼり、この年代では多数派です。20枚以下が35%で、21枚以上出す人は7%のみ。

20代の「出さない」が23%だった2005年と比べても、若い世代で年賀状離れが進んでいることがわかります。

ほかの世代でも出さない人の割合は増えており、30代・40代はいずれも35%、50代は27%、60代は23%です。70歳以上では28%が年賀状を出していません。

これは、人付き合いを整理するため、もう次からは年賀状を出さないことを伝える「年賀状じまい」が高齢者に広がっていることが影響しているのかもしれません。

出す人が減っているだけでなく、1人当たりの出す枚数も減っています。

     ◇

20枚以下=2019年(24%)/2005年(17%)
21~50枚=2019年(23%)/2005年(30%)
51~100枚=2019年(11%)/2005年(21%)
101枚以上=2019年(6%)/2005年(14%)

     ◇

51枚以上出す人は、05年は3人に1人はいましたが、19年になると、17%にとどまりました。

50枚以下の割合はあまり変わっていませんが、全体としては、年賀状を出す人が減っただけでなく、年賀状をたくさん出す人も減っているようです。

出さなくても……年賀状は必要

「年賀状のやりとりは、人とのつきあいに必要だと思いますか」。年賀はがきを前提にした19年調査のこの質問には、58%が「必要だ」、34%が「必要はない」と答えました。「出さない」人の割合が33%なので、「出さない人」イコール「必要ない人」……と思いきや、意外な調査結果が出てきました。

 

「出さない人」でも、人付き合いに「必要だ」と答えた人は36%。「必要はない」は53%と半分程度です。逆に、「出す人」でも、人付き合いに「必要はない」と答えた人は25%と、一定の割合は存在しており「必要だ」は69%でした。

自分は出さなくても、お正月に受け取った年賀状をみるとうれしく思う人、出さなきゃ出さなきゃと思ってはいるけれど、つい後回しにして「出せなかった」人。一方で、毎年習慣として出してはいるけど「本当に要るのかな?」と思っている人。

「出す人」「出さない人」それぞれが、年賀状について思いをはせる、令和初のお正月です。

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