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広島までタクシーで14350円? 小樽駅前の詳しすぎる看板を調べた
今年の夏に北海道を旅行中、JR小樽駅前を車で通り過ぎたときのこと。「そういえば小樽駅前に、ユニークな看板があったような…」。「小樽から広島まで14350円で行けるらしい」という文言が、かつてツイッターでバズっていたことを思い出し、看板について調べてみました。
小樽駅前にあったのは、小樽駅を起点とした「タクシー料金概算表」。小樽から道内各地への料金が書かれています。よく見ると、「えりも岬 60570」「恵山 64460」と書かれています。小樽からわざわざタクシーで行く人がいるのでしょうか?
2017年12月にこの看板を紹介したツイートは、3千超のリツイートを獲得しました。よく見ると、「広島 14350」と書かれています。小樽から広島までタクシーで14350円? といっても、これは広島県のことではなく、札幌市に隣接する北海道北広島市のことです。
ここまで詳しい料金表をなぜ設置したのでしょうか? 看板を設置したのは、小樽市内のタクシー会社でつくる小樽ハイヤー協会。協会の担当者によると、設置した経緯について、いつから設置されているかなど今となっては詳しくは分からないそうですが、「お客様に料金の目安を提示する、一つのサービスではないか」とのこと。
バブルの頃は、小樽から函館までタクシーで行ったことがあるという話は聞いたことがあるそうですが(タクシー料金概算表によると、小樽から函館まで58700円!)、ここ最近は遠くまでのタクシー利用は少ないとのことです。
ちなみに、このタクシー料金概算表が改定されたのは、平成9年4月1日。当時と現在とでは料金体系が異なっているため、担当者は「現在の料金とは多少のズレがあるので、詳しい料金などは各タクシー会社に確認してもらえれば」と話しています。
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