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連載

#46 城崎広告「会社員のモヤモヤ」

仕事のカバン、一番は…「定番」! 一昔前の非常識、リュックは?

目次

サラリーマンの日々をキャラ化した「城崎広告」のメンバーが日頃感じている疑問を、withnews編集部がフカボリ取材する「会社員のモヤモヤ」。45回目は「会社員のカバン」についてです。
城崎広告
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今回の登場人物

朝日奈彬
営業部所属の28歳。高いコミュニケーション能力とポジティブシンキングが長所。趣味はテニス、スキー、サーフィン、ランニング。

 

千歳原教次
40歳の営業部部長。経験豊富で、他人に厳しく自分にはより一層厳しい。趣味はオーディオとバイク。

 

水上芳樹
企画部所属の33歳。妥協を許さぬ審美眼の持ち主で、広報やアートディレクションでも手腕を発揮。趣味はおうちエステと観劇。

 最近、リュック型のカバンで出勤(通勤?)している人、増えましたよね。一昔前はあまり見かけませんでしたが、今ではスーツとの組み合わせを意識したデザインも出てきているようです。
 他にも、実用性を重視したカバンなど、種類は数え切れないくらいあります。

 

朝日奈

千歳原さんのカバンは実用性はもちろん、さりげないディティールがおしゃれですよね。

 

千歳原

そうか?
そう見えるなら選んだ甲斐があるな。

 

水上

ビジネスバッグだからといって実用性ばかりではつまらないですからね。

 

朝日奈

最近はリュック通勤も見かけますし、選択肢が広がりましたよね。

 

千歳原

ならば、今回はこれについて取材してもらうことにしよう。
 カバンは毎日使うので、ちょっと見方を変えるだけで、仕事だけでなくライフスタイルも変わるかもしれません。今回は、ファッション誌やモノ系マガジンで、服だけでなくインテリアやライフスタイルの提案を行っているスタイリストの佐々木誠さんに、おすすめのカバンについて話を聞きました。
佐々木誠さん
 

定番は「薄マチ」のブリーフケース

 

水上

本日はよろしくお願いします。
さっそくですが、まずはビジネスバッグの定番について伺いたいです。

 

佐々木

よろしくお願いします!

 

佐々木

仕事用カバンということで、流行り廃りなく、長くトレンドとされているのが「薄マチ」の「ブリーフケース」です。(※マチとはカバンの厚さのことです。)

 

千歳原

ああ、基本だな。やや容量に不安はあるが、安定感と信頼感がある。

 

佐々木

ビジネスシーンのカバンという意味で、「ブリーフケース」は定番と言うことができると思います。
特徴としては、「持ち手が短い」「マチが付いている」「横長」の3点を挙げることができます。

 

朝日奈

ビジネスマンらしいイメージを演出できますよね!

 

佐々木

また、マチが「薄い」ものの方がスタイリッシュに見えるため、長くトレンドとされてきています。

 

佐々木

職業によって持ち歩く物の量や種類は違うと思いますが、できるだけ荷物は少なくして持ってもらうのがおすすめです。

 

水上

ぎゅうぎゅうに詰め込んではせっかくのスタイリッシュさが台無しですからね。

定番のブリーフケースも素材を気にしてワンランク上を目指す

 

千歳原

定番のブリーフケースの中でもどのようなものを選ぶのが良いでしょうか?

 

佐々木

オススメはナイロンと革でできた素材のカバンを選ぶことです。

 

佐々木

ナイロンだけでも機能面や実用性に関しては優れているものが多く、良い部分もあるのですが、仕事や職場に少し慣れてきた方はせっかくですので遊び心を入れてみたいですね。

 

朝日奈

千歳原さんのカバンがまさにそれですね!
俺も真似してみようかな……?

 

佐々木

まさに!ですね。

 

佐々木

逆に、オールレザーですとお手入れが大変だったり、スーツや服の組み合わせの部分でカバンの存在感が重くなりがちだったりするので、比較的上級者向けの選択になるかと思います。

 

水上

手入れの大変さも含めて愛用するのも楽しみですけどね。
僕はここぞという時のためにオールレザーのカバンも用意していますよ。

 

朝日奈

おしゃれ上級者の水上さんならではですね!

 

佐々木

迷ったときは「フェリージ」というブランドのブリーフケースで、黒やネイビーなどの色のトーンが落ち着いたものを選ぶのが良いのではないかと思います。
そのときに、底鋲がついていて、自立するものを選ぶとより素敵ですね。
フェリージのナイロンブリーフケース 8637/2/DS 7万1280円(フェリージ 青山 03-3498-6912)
フェリージのナイロンブリーフケース 8637/2/DS 7万1280円
(フェリージ 青山 03-3498-6912)

 

千歳原

外回りで持ち歩く時に重要なポイントですね。
スマートな商談にはスマートなカバンの取り回しが必須です。

それでも困ったら「アウトドアブランド」も

 

水上

定番を押さえたうえで、最近のトレンドについてはいかがでしょうか?

 

佐々木

最近、急速に増えつつあるのがリュック型のカバンです。
一昔前までは「リュックで通勤」というと、非常識な目で見られたり、個性派な扱いを受けたりことも多かったですが、自転車通勤の拡大と共に需要が急速に拡大してきました。

 

朝日奈

自転車通勤とリュックの相性は抜群ですよね!
スポーティでエコなイメージです。

 

佐々木

中でも、リュック、斜め掛け、ブリーフケースの3パターンで使うことができる3wayタイプのカバンが特に充実してきています。
The North FaceやGREGORYといったアウトドアブランドの商品が実用面でも、デザイン面でも優れたものが多い印象です。

 

千歳原

3wayならばシチュエーションに合わせて使い分けることができて安心ですね。

 

佐々木

リュックに関しては言うまでもありませんが、登山などのアウトドアスポーツに対応する性能を持っているため、体への負担が軽くなるような設計がされているものが多いです。

 

朝日奈

重い資料を持ち歩くときには嬉しいです!

 

佐々木

3wayのバッグは、実用面での使いやすさだけでなく、見た目のデザインに関しても工夫がされています。

 

佐々木

リュックの肩かけの部分をしまうことができ、一見普通のブリーフケースにしか見えないような工夫がされています。自転車通勤の時はリュックとして活用し、客先に訪問する際にブリーフケースとして利用している人も多そうです。
ザ・ノース・フェイスのシャトル3WAYデイパック2万3760円(THE NORTH FACE STANDARD 03-5464-2831)
ザ・ノース・フェイスのシャトル3WAYデイパック2万3760円
(THE NORTH FACE STANDARD 03-5464-2831)

 

水上

お客様に会う時にも失礼がないようにできるということですね。

too muchなデザインはNG

 

朝日奈

自由度と選択肢が広がっていてワクワクしてきましたが、気をつけた方がいいものもありますか?

 

佐々木

逆に今気を付けたいのが、アタッシュケースのような金属素材のメタリックなデザインのものです。
職業にもよると思いますが、今の時代においては「too much」な印象です。

 

千歳原

確かに、ビジネスシーンといえども少し大げさな印象ですね。

 

佐々木

かといって、エコバッグのようなライト過ぎるものも考えものです。
職種、シーンに合ったデザイン、機能を選ぶようにしましょう。
迷ったら、サイズやデザインが増えてきているThe North FaceやGREGORYなどのアウトドアブランドのものがおすすめです。

 

朝日奈

アウトドアブランドというのはビジネスバッグを探そうとする時には盲点でした。

 

佐々木

仕事の様々なシーンにおいて、小物は見られていないようで、実は結構見られているところです。
こだわることが、仕事ができる・できないという印象にも関わってきます。

 

水上

型やルールがあるビジネスシーンだからこそ、小物へのこだわりを大切にしたいです。

 

佐々木

当たり前の話ですが、良いものは、縫製、素材にこだわっているものが多いので「良い」です。
機能面もそうですが、デザインも長く使えるものも多いです。

 

千歳原

その通りですね。
ブランドに対する信頼感もそこにあると思います。

 

佐々木

定番ものの「ちょっといい」ものを「長く使う」のがオススメです。
ぜひ参考にしてみてください。

 

朝日奈

ありがとうございます、せっかくなので、この機会に良いものを探します!

 

水上

その気になってくれたみたいだね。それなら僕も全力でサポートするよ。

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