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ビックリマン「パワーアップさせすぎた…」コラボ 阪神×ロッテ再び
6月8日の阪神タイガースと千葉ロッテマリーンズの交流戦を機に、ビックリマンとのコラボグッズが発売されます。タオルやクリアファイル、缶バッジ、キーホルダーなどオリジナルグッズに、それぞれシールが1枚ついてきます（一部をのぞく）。全30種類で何が当たるか分からないという、まさにビックリマンな企画ですが、2年ぶりとなるこのコラボ、ビックリマンが好きすぎて「パワーアップさせすぎました……」という阪神の担当者・赤坂由人さんに、同じくビックリマンファンの記者が話を聞きました。（朝日新聞京都総局記者・向井大輔）
「『レア版』と『激レア』を作ってしまいました」
——今回力を入れたのはどんなところですか。
「全14キャラのうち、新規の描き下ろしが7キャラもいます! 半年前からじわじわと仕込んできました。さらに前回の7キャラも少し手を加えてもらっています。ユニホームも変わりました。つい高ぶって、14キャラのそれぞれの『レア版』と2キャラの『激レア』を作ってしまいました。ビックリマン好きとしてはあの時のワクワク感をどうしても再現したくて……」。
【ビックリマンとは】ロッテが1977年から発売しているお菓子のシリーズで、1985年に発売された「悪魔VS天使」シリーズが爆発的にヒット。社会現象とまで言われました。今なお復刻版や人気漫画などとのコラボが発売されている。
「糸井爆神のモデルは『ヤマト爆神』」
——お気に入りはあるんですか？
「もちろん全部気に入ってますけど、強いて言うなら『糸井爆神』と『メッセ男ジャック』はうまくいったなと自画自賛しています」。
——ほうー。これですね。
「糸井爆神のモデルは『ヤマト爆神』で、リーダーとして戦いを引っ張っていく。そのイメージと力強い感じがぴったりだなと思って」。
【ヤマト爆神】ビックリマンの人気キャラクター。ヤマト王子がヤマト神帝となり、さらにヘッドロココの壮聖光を浴びて、ヤマト爆神に変化した。アニメ版では主人公の一人。
「キャラが仕上がる度に鳥肌が」
——メッセンジャー選手は「神帝男ジャック」と合体してますよね。
「これはまあゴロがよかったので（笑）。でも蔓（つる）の感じが面白いし、表情も特徴を本当によく捉えていただいてます」
「ビックリマンのイラストを手がけているグリーンハウスさん（大阪市のデザイン会社）が阪神ファンで、自分の想像を上回る形で描いていただきましたので、毎回キャラが仕上がる度に鳥肌が立ちました」
【グリーンハウス】1977年創業のデザイン会社。本来は食品などのパッケージデザインが中心で、キャラクターはその一部として描く程度だった。1980年代初め、業界向けのPR用に描いたキャラクターのパネルがロッテ関係者らの目にとまり、悪魔ＶＳ天使シリーズの発注が舞い込んだ。
「親子でぜひ楽しんでほしい」
——ビックリマンは集めていたんですか？
「初めて買ったのはたしか幼稚園の時で、『まじゃりんこ』のシリーズだったと思います。『悪魔VS天使』シリーズも発売直後から当然買っていたので、ブームになって集め始めた友達からは初期のシールも持っているということでだいぶうらやましがられました」
「それが中学生になった頃に弟にあげてしまったんですよね……。人生最大の後悔の一つです。今は子どもと一緒にコンビニで買ったりしています。『お父さんはこれを集めていたんだぞ』って。今回の企画も親子でぜひ楽しんでほしいなという思いは強いです」
【ビックリマンのシリーズ】スーパーゼウスが登場する有名な「悪魔VS天使」シリーズをはじめ、過去には「どっきりシール」や「超念写シール」などがあった。現在は人気漫画「進撃の巨人」とのコラボ「進撃の巨人マン」や「悪魔ＶＳ天使」の「７神帝外伝」を展開中。
「今回もバースゼウスは降臨いたします！」
——2015年に最初のコラボをした時は、スーパーゼウスのモデルと言われているランディ・バースさんが「バースゼウス」として降臨し、話題となりました。
「もちろん、今回もバースゼウスは降臨いたします！ バースさん自身も喜ばれたという歴史的な1枚で、何度見ても最高です。チームは借金生活中なので、この企画を機に浮上してくれれば。『神様、仏様、バース様』ですから！」
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ビックリマンコラボは、6月8日(金)10時から、「チームショップアルプス・甲子園球場ショップ」「公式オンラインショップ（T-SHOP）」「公認ショップ（阪神梅田本店8階タイガースショップ等）」で販売。
阪神×ロッテがビックリマンコラボ！？激レア「メッセ男ジャック」
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