MENU CLOSE

連載

#5 城崎広告「会社員のモヤモヤ」

【決定版】電車で痴漢に疑われない「三つのこと」 謝罪は使い方次第

満員の電車内でのスマートな振る舞いとは…(C)BNEI
満員の電車内でのスマートな振る舞いとは…(C)BNEI

目次

 サラリーマンの日々をキャラ化した「城崎広告」のメンバーが日頃感じている疑問を、withnews編集部がフカボリ取材する「会社員のモヤモヤ」。4回目は「電車内で痴漢と疑われない振る舞い方」です。
【PR】「あの時、学校でR-1飲んでたね」
【「withnews」×「城崎広告」コラボの経緯はこちら】

今回の登場人物

猫渕渉
42歳の企画部部長。長年の経験で築いた人脈とそつのない仕事ぶりに定評あり。趣味は読書、お酒、料理。

 

水上芳樹
企画部所属の33歳。妥協を許さぬ審美眼の持ち主で、広報やアートディレクションでも手腕を発揮。趣味はおうちエステと観劇。

 

夕永俊介
企画部所属の30歳。鋭い視点の持ち主でデータ分析やコンセプトデザインが得意分野。趣味はひとりキャンプと植物画。

通勤電車での苦労はサラリーマン人生につきもの…。とはいっても、やはり気になるのが車内のトラブル。一体どうふるまえばいい?

 

猫渕

いやー、今朝はほんとピンチだったよ…。うっかりしてたら身動きが取れなくなっちゃってね。

 

水上

満員の電車内は誰にとっても不快ですが、誤解されてはたまらないですよね。

 

夕永

女性たちも苦労しているでしょうし、この機会に理想的な振る舞い方を学びたいと思います。

安全生活アドバイザーに聞いた

 今年に入り、電車内で痴漢をとがめられ、ホームから線路に飛び降りて逃げた男性が話題になりました。男性がトラブルに巻き込まれないためにはどうしたらいいか。安全生活アドバイザーで情報サイト「All About」防犯ガイドの佐伯幸子さんに「心がけておきたい三つのポイント」を聞きました。

佐伯幸子さん=本人提供
佐伯幸子さん=本人提供

①満員電車には乗らない

 「痴漢に間違われると最悪の場合、ネガティブな印象がついてそれまでの生活環境や将来すらも失ってしまいかねません。間違われないために、できる手段はすべて取るべきです」と話す佐伯さん。まずすべきことは「混雑している電車に乗らない」と断言します。

 「周りに人がいなければ、接触することもない。痴漢を疑われるような状況に自分を持っていかないことです」

 「特に満員電車は、疑われる危険性が高くなります。そうしたリスクを考えずに乗るのは、無防備と言わざるを得ません」

 このアドバイスは、痴漢に遭いたくない女性たちにも伝えているそうです。「知り合いには始発で出勤している人もいます。そこまでするかは別ですが、少なくとも出退勤のラッシュ時間は避けた方がいい。中にはラッシュを避けるために転居したり、転職したりした人もいます」

 

 

正論だけど、時差通勤にも限度はあるかな。僕もピーク時は避けるように心がけているけど。

 

 

毎日始発出勤はさすがにね…。あと、帰りの混雑は避けようがないところだしね。

②女性のそばに立たない

 混雑する電車は避ける。分かってはいるけど、乗り合わせてしまうことはもちろんあります。そんな時は「女性のそばには立たないで」。特に後ろは「痴漢をする人がよく立つポジションなので、疑われる可能性が高い」と話します。

 そばに立たないのは、車内だけでなく駅のホームでも。「自分の周りが『男性専用車両』になるような位置取りを意識しましょう」

 

 

確かに車両に乗り込んでしまうともう流れには逆らえないが、乗る前にホームで列に並ぶ時点ならば、並ぶ場所を選ぶことができますね。

 

 

君子危うきに近寄らず、とも言うしね。スマートに乗車位置を選ぶようにしたいな。

③気遣いの一声を

 位置取りを意識していても、乗客の乗り降りなどで女性と隣り合わせになるシチュエーションもめずらしくありません。誤解のないようにつり革をつかむことは当然ですが、体勢が崩れるなどして思わず接触してしまった時、「『すみません』と一声かけるだけでも印象がだいぶ違います」とアドバイスします。

 この声がけは相手だけでなく、周辺の乗客にも伝える効果があるそうです。「丁寧な印象を与えておけば、痴漢を疑われた時に周りの協力が得られやすくなります」

 佐伯さんによると、痴漢はその時の状況に加えて、態度や印象から痴漢と疑われてしまうことがあるそうです。「すみませんの後に『大丈夫でしたか』と気遣う言葉を付け加えれば、印象は相当良くなります」

 

 

そもそも混雑した電車内だと、身長の低い女性はそれだけで辛いだろうし、気遣いが大事ってことだね。

 

 

態度はもちろん、印象も重要ですよ。きちんとした身だしなみで紳士的にふるまうことが大切だと僕は思います。

疑われたら、毅然と対応を

 それでも、万が一疑われたら「冷静さを失わずに毅然と対応しましょう」と佐伯さん。「『私は手を上げていました。勘違いではありませんか』と伝え、周りの人にも協力を求めます。罪を認めたと受け止められるので、今度は『すみません』と言ってはいけません」

 痴漢に間違えられる危険性から「逆算して考えることが大切」と話します。「自分が痴漢に間違われるとしたらどんな状況かを考えてみることです。なぜ?を追究したら避けるべき状況が見えてくるはずです。危機管理行動をとること。そうすればトラブルに巻き込まれるリスクが減らせます」

 

 

考えたくはない事態だが…。なるほど、反射的に謝ってはいけないということか。

 

 

いやでも、謝っちゃいそうだよ…。でも毅然として説明しないと、とける誤解もとけないからね。

 

 

周囲の人の協力が得られるように、常日頃から電車内でのマナーとふるまいには注意しておかなければなりませんね。

取材を終えて~「城崎広告」より~

 

 

うーん、できることなら満員電車そのものを避けるべきっていうのはもっともなんだけど…。なかなか現実的には難しいよね。

 

 

住まい選びの段階から戦略的に考えることが必要な時代なのかもしれません。一口に通勤といっても、混雑度合いは路線や時間帯によってかなり差がありますからね。

 

 

千歳原さんはバイク通勤を選ぶこともあるみたいだね。通勤手段の検討も、菅原さんは案外柔軟に聞き入れてくれるから。

 

 

なるほど…。では自転車通勤を現実的に考えてみるか…?

 

 

えー、ぼくは無理だよ…。それにほら、仕事終わりに一杯飲みたい時もあるしさ。

 

 

猫渕さんなら大丈夫とは思いますが、今回の話を踏まえると、酔っぱらった状態で電車に乗るのは危険ですよ。

 

 

サラリーマンたるもの、電車内では気が抜けないですね。

 

 

混み合う電車内だからこそ、男性も女性も安心して過ごせるように、互いに気を使うのがマナーということだよ。

 

 

2人ともしっかりしてるね…。ぼくは疲れるとつい気を抜いちゃうんだけど…。年かな…。

連載 城崎広告「会社員のモヤモヤ」

その他の連載コンテンツ その他の連載コンテンツ

全連載一覧から探す。 全連載一覧から探す。

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます