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「肩乗りペンギン」可愛すぎ! 掃除中に突然、飼育員7人中3人だけに

飼育員の肩に乗るペンギンの動画が、ネット上で話題になっています。

飼育員の肩に乗るペンギン
飼育員の肩に乗るペンギン 出典: 名古屋港水族館のホームページより

目次

【ネットの話題、ファクトチェック】

 水槽の中を掃除する飼育員。物珍しそうに近づいてきたペンギンが、ピョコと飼育員の肩に乗って――。そんな動画がネット上で注目を集めています。いったいなぜ、肩の上に乗るようになったのか? 動画を公開した名古屋港水族館の飼育員に話を聞きました。

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横から見るとこんな感じ
横から見るとこんな感じ 出典: 名古屋港水族館のホームページより

こんな動画です


 今年6月にYouTube上に公開された動画。飼育員が水の中に入って掃除していると、一羽のペンギンが近づいてきます。

 飼育員の腕をつついてきたかと思うと、肩に足を乗せて、一気に立ち上がりました。飼育員が上半身を水面から出してもバランスを崩すことなく落ち着いています。

 また別の場面では、水槽から出ようとした時に背中の上に飛び乗ってきました。飼育員が腰を上げても落ち着いたまま。仕方なく水の中に戻ってペンギンを下ろし、急いで水槽から出る姿が映っています。

 この動画に対して、「ペンギンかわいすぎ」「ペンギンのみならず飼育員さんも可愛い」といったコメントが寄せられています。

 10月になっていくつかのネットメディアで紹介され、ツイッターなどで拡散しています。

飼育員に聞きました


 肩に乗るようになった経緯について、ペンギン一筋10年の飼育員、材津陽介さん(34)に話を聞きました。

 ――肩に乗るのは特定のペンギンですか

 そうです。152羽いるペンギンのうち、アデリーペンギンの132番です。名古屋港水族館では開館当初から名前をつけずに番号で呼んでいるんです。132番は昨年10月にこの水族館で生まれたオスです。

こちらが肩に乗ってくるペンギン。「アデリーペンギンの132番」と呼ばれています
こちらが肩に乗ってくるペンギン。「アデリーペンギンの132番」と呼ばれています 出典: 名古屋港水族館のホームページより


 ――いつごろから乗り始めたのでしょうか

 今年の4月ごろ、同僚の男性飼育員の肩に乗るようになって、今では7人いるうちの3人の肩に乗ります。残念ながら私には乗ってくれません。

 ――肩に乗る理由は

 はっきりとしたことはわかりませんが、若いペンギンは好奇心旺盛なので、遊んでいるのではないでしょうか。近寄ってくることはあっても肩に乗るのは珍しく、今も継続して乗ってきます。

 ――乗られる3人に共通点は

 男女別というわけでもありませんし、はっきりとした共通点はありません。強いて挙げれば飼育員歴が浅い点ですね。

後ろから見るとこんな感じ
後ろから見るとこんな感じ 出典: 名古屋港水族館のホームページより


 ――来館者も見ることはできますか

 ショーではないので、決まった時間というわけではありませんが、水槽の清掃は平日は1日1回、土日は2回実施しています。平日は開館前なのでご覧いただけませんが、土日だと14時ごろに清掃することが多いです。ただし、7人のうち3人にしか乗らないので、日によって確率は低くなります。

 ――話題になったことについては

 とてもうれしく、驚いています。ペンギンは4歳ぐらいになると異性への興味が強くなり、人間とはほとんど遊ばなくなってしまいます。あと3年のうちに、なんとか私の肩にも乗って欲しいなと思ってます。ペンギン一筋で飼育員をやっているので……。

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