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イケメン石川選手にファン殺到 大学バレー、異例の試合非公開
バレーボール・全日本男子の石川祐希選手(中央大)らが注目を集める関東大学バレーボール男子1部リーグ。9月3日に秋季リーグ戦が開幕しました。が、11日程のうち6日程が一般客の入場できない「非公開試合」になりました。観客数が大幅に増加し、それを収容できる会場が用意できなかったため、異例の措置となりました。
石川選手は、昨年9月に開催されたワールドカップで活躍し、次世代を担うイケメンエースとして人気に火がつきました。これがきっかけで、関東大学1部リーグにも若い女性を中心に大勢の観客が訪れるようになりました。
昨年の春季リーグ戦の観客数は200人程度でしたが、ワールドカップ直後の秋季リーグ戦では、2千人収容の会場が満員になるほどの盛況に。
リーグを運営する関東大学バレーボール連盟(学連)の金崎大希委員長(21)は「お客さんが増えるのは良いことです。ただ、予想をはるかに超える人数だった」と話します。
人気はその後も衰えず、今年の春季リーグも観客数は例年よりも大幅増。これまでは各チームの荷物を客席に置くなどしていましたが、円滑な試合運営と選手の安全確保のために、選手用の控室を用意し、選手と観客との導線を分ける必要が出てきました。
また、立ち見客も増え、観客の安全面も課題となってきました。
このため、学連は1千人以上収容でき、控室の確保できる体育館を探しましたが、今秋はどうしても条件に合う施設が手配できず、非公開を決めたそうです。
関東大学リーグは春秋の年2回開催され、これまでは半年前から会場探しをしていました。今回の件を踏まえ、来年の春季リーグは収容人数の多い体育館を使えるように、例年より早く手配を始めているそうです。また、関東圏の県協会にも、施設探しの協力を呼びかけているそうです。
金崎委員長は「バレーボールの人気が出て、たくさんの方に見て頂きたいし、応援してくれる人が増えると選手たちのモチベーションも上がる。学連としては非公開にしたくなかったのですが…」と、苦渋の決断だったと語ります。
「予想される観客数に、体育館の収容数が足りなかった。もし選手やお客さんが怪我をするなど、問題になってからでは手の打ちようがない」
秋季リーグでの非公開試合は、インターネットでのライブ配信が予定されています。
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