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恐怖の豚丼セール・とんかつアニメの破壊力…危険な飯テロニュース
深夜の危ない誘い。タイムラインに現れる魅惑の肉汁。飯テロリズムこと「飯テロ」の脅威が広がっています。昼間の節制を吹き飛ばす満腹中枢への攻撃を未然に防ぐための警戒情報(4/9-4/15)をお届けします。
深夜ドラマ「昼のセント酒」(テレビ東京系)の放映が9日、スタートしました。原案は「飯テロ」対策班にとっての最重要人物、「孤独のグルメ」原作者の久住昌之氏のエッセーです。
チームナックスの戸次重幸が演じるダメサラリーマンの内海孝之が、昼から銭湯に入り、湯上がりの一杯を楽しむというもの。背徳感という味付けで盛られた「飯テロ」ドラマ。翌日、日曜日なのがせめてもの救いです。
TOKYO MXなどでは、アニメ「とんかつDJアゲ太郎」がスタートしました。とんかつ屋とDJの合体という奇想天外な設定。原作は、電子書籍サービス「少年ジャンプ+(プラス)」という新しいフィールドで生まれた、異色のギャグマンガです。
とんかつ屋とDJの共通点を発見し、とんかつもフロアもアゲる。TOKYO MXでの放送は午後10時15分という絶妙な時間帯。とんかつ×DJというコーティングに刺激され、深夜にとんかつ屋へ直行しないよう要警戒です。
深夜のコンビニで注意したいのが、11日に発売された日清カップヌードルの新シリーズです。その昔、明星の中華三昧シリーズで一世を風靡(ふうび)した高級即席ラーメン界の魔の手。カップヌードル誕生45周年を記念した、初のプレミアムシリーズとして出現しました。
投入された新兵器は「贅沢だしスッポンスープ味」と「贅沢とろみフカヒレスープ味」。どちらもコラーゲン1千mgをうたい、なにげに健康色をチラ見せしています。
ここでちょっと朗報です。吉野家の豚丼セールが12日、ついに終了しました。公式ツイッターでは、終了当日、カウントダウンを始める宣伝工作を展開。最後の最後まで気が抜けないセールでした。
セールが終わったからといって、油断してはいけません。そもそもBSEの影響で急きょ、生まれた「豚丼」ですが、4年ぶりに復活した今回は、主力商品としての再登板。通常メニューに仲間入りしています。牛丼に加えて豚丼に対しても、厳重な警戒を心がける必要があります。
12日に放送されたNHK「あさイチ」で取り上げられたことで、スーパーフード「チアシード」に注目が集まりました。ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素を多く含む植物由来の食品で、「飯テロ」で傷ついた体には魅力的な食材です。
スーパーフードとしてもともと知名度のあった「チアシード」ですが、番組では「チアシード」を使ったおしゃれなレシピを紹介。家でも試せそうな料理が話題になりました。出版業界では、宝島社が「チアシード」の現物がついた「ダイエット×美容×健康 スーパーフード チアシード BOOK」を出すなど、「魔法の種」ブームは、当分、続きそうです。
「飯テロリスト」の火薬庫、マック派とキング派の抗争が続いています。マクドナルドの「「ギガ ビッグマック」に対抗し、バーガーキングは、「ビッグキング5.0」を投入。両派による終わりのないパティ抗争に発展しました。
「ビッグキング5.0」は、「こっちの“BIG”は大きいだけじゃない」というコピーで存在感を示し、14日までの期間限定で登場。予定通り販売を終了してくれると思いきや、好評につき期間が延長され、4月下旬まで販売されることになりました。また、「ビッグキング5.0」の勢いにおされ、ただでさえ破壊的な「「ギガ ビッグマック」がパワーアップしてしまう懸念も生まれています。
朝日新聞夕刊紙面(東京本社版)「ココハツ」と連動して配信しました。