• 「究極のハリ」アピール
• 担当者に聞きました

　美しい肌の条件とされる「ハリ（弾力）」。化粧品販売を手がける会社が公開した、ある動画が話題になっています。少女が自慢の肌のハリをいかして顔面で卓球をするという内容です。本当にこの少女は顔で卓球をしているのでしょうか？　担当者に話を聞きました。

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「究極のハリ」アピール

　動画を公開したのは、自然派化粧品の販売を手掛ける「豆腐の盛田屋」（本社・福岡市）。宮崎県椎葉村の山奥にある豆腐屋からスタートし、「豆腐をつくっていたら手がキレイになった」という声から豆乳化粧品を始めたそうです。

　動画は、卓球練習場で中年の男女がラリーをしている場面から始まり、次第にカメラのフォーカスが、その奥にいる少女へと移動していきます。

　テンポ良くラリーをしているように見えますが、何かが変。よく見るとラケットを持っておらず、顔面で球を返しています。いったい何を訴えたいのかと思いながら見ていると、最後に「究極のハリ。」というメッセージとともに化粧品の画像が出てきました。どうやら、化粧品をＰＲするための動画のようです。

担当者に聞きました

　ところで、この動画、本当に顔面でラリーをしているのでしょうか？　豆腐の盛田屋の担当者に話を聞きました。

　――動画の狙いを教えてください

　「盛田屋は、豆乳の力を知っていただき、すべての女性に美しい素肌を手に入れて欲しいと考えています。そこで、男女960名を対象に、お肌の印象に関する意識調査を実施したところ、美しい肌と聞いて1番にイメージする肌がハリ・弾力がある肌であることがわかったんです。そのことを強調するために、変わったクリエイティブで表現しました」

　――撮影する上で苦労した点は

　「卓球という競技自体、左右の動きが激しいため、かなり体力を消費します。それを肌で行うため、体力勝負でした。そのため何度も撮影するわけにはいかず、少ない撮影でいかに面白くするかを追求しました」

　――あの動画、本当に顔面でラリーをしているのでしょうか？

　「ご想像にお任せします。卓球を知っている方も、そうではない方も楽しめる内容になっています。ぜひ、ご家族やご友人たちに紹介してもらえればと思います。また、興味を持たれた方は商品を手にしていただけたら幸いです」

少女が顔面卓球？　肌のハリ強調、販促ならぬ反則な化粧品の動画

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