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浜松の『魔女屋敷』が話題に 「メルヘンの世界だ」「住みたい!」
浜松市で建築中の「謎の家」が話題になっています。まるで魔女屋敷のような建物の正体は・・・?
静岡県浜松市で建築中の「謎の家」が話題です。
ぐにゃっと曲がった屋根や柱、カボチャのお化けの置物やコウモリのレリーフ・・・。まるで魔法の国から飛び出したような不思議な建物群に、地元住民だけでなくネットでも「何の建物?」との声が上がっています。
(朝日新聞浜松支局 山本知弘)
浜松医大のすぐ側に謎の建物...。
Halloweenに向けての建設なのか...?
黒猫にジャックオウランタンが......
店なのか?食べ物屋なのか? pic.twitter.com/ZfvvcvIrWC
— ちろる* (@itouchiroru) 2014, 8月 29
浜松の魔女ハウスわず!
作ってる途中だけど、すごいツボだった!!!
とてもかわいい!!(((o(*゚▽゚*)o)))
ディズニーとかUSJみたいだった!(((o(*゚▽゚*)o)))
これは完成したらまた見にきたい!! pic.twitter.com/SDLmylS5zv
— じゅん (@jn_jr_jun2) 2014, 8月 8
ということで、現地に行って取材してみました。
現場は浜松市東区半田山3丁目のバス通り沿い。周囲は店舗やマンションが並ぶ、ごく普通の住宅街です。
異色の光景に、通行人は不思議そうな目を向けています。
「メルヘンの世界みたい」。近くの浜松医科大に通う医学部看護学科1年の佐藤美月さん(19)は建物を見上げて、そう話してくれました。同級生の小木咲魅さん(18)も「いったい何ができるのか友達同士で話題だった」。
設計施工した「ぬくもり工房」(浜松市西区)の佐々木茂良社長(56)によると、建物の正体は「魔女の館」をイメージしたアパート。
間取りや家賃は非公開ですが、4戸分の部屋があるそうです。そのうち3つは2階建てなんだとか。
外観は曲線が多いですが、内部の柱はちゃんとまっすぐになっています。もちろん、床も水平だそう。
2月に着工した建物は7月にほぼ完成し、いまは外装の仕上げ中。「住む人だけでなく、前を通る人にも夢の世界を楽しんでほしい」(佐々木社長)といい、年明けごろには入居が始まる見込みです。
「ぬくもり工房」が手掛けた建築はほかにもたくさんあります。ツイッターなどでは「アニメのジブリ作品にでてきそう」「ハリー・ポッターの世界」「ティム・バートン風」などと評され、どれも心躍る建物です。