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ネタのタネ

隈研吾氏監修!広島に眠る廃校をクラウドファウンディングでみんなの居場所に再生します。

by 広島県

  • 提供:PR TIMES

目標金額3000万円!寄付の特典として全員に名前入りの靴箱を設置。10万円以上の寄付は、隈研吾氏とまわる施設見学ツアーも。

2017年3月に開幕する『ひろしま さとやま未来博2017』のシンボルプロジェクトとして実施する廃校リノベーションでは、
県内の3つの廃校を魅力ある空間に再生するため、12月19日(月)よりクラウドファウンディングによる資金調達を開始しました。



『廃校リノベーション』 プロジェクトサイト https://readyfor.jp/projects/satoyama2017
    『ひろしま さとやま未来博2017』公式サイト https://satoyama-mirai2017.jp/


設計は建築家・隈研吾さん監修のもと、東京大学大学院・隈研吾研究室の学生、留学生のみなさんが担当。その後の使い道を考え、リノベーションのアイデアを考えるワークショップを各地域で行ってきました。地域住民、地域外の興味をもっている人、建築を学ぶ学生、地域で活動している学生、地域おこし協力隊の方などが毎回集まり、熱く意見を交わしていました。





里山には、役割を終えた建物があちこちに点在していますが、それらを「資源」として考え、自分がやりたいこと、自分ができること、地域が必要としていることをみんなで考え、「自分ゴト」として関わっていく場所をつくっていくのが、この「廃校リノベーション」プロジェクトです。リノベーションが完成した後にも、長く使う人が現れ、たくさんの人が訪れる空間をつくることが目的です。
そこで、ご寄附いただいた皆様がいつでも広島のさとやまへお越しいただけるように、ご寄附いただいた方全員の名前入りの下駄箱を用意してお待ちしております。まずは広島がニッポンの見本となり、地域からの活性化を目指します。広島が地方活性化のロールモデルとなるような、そんなプログラムを皆様と作り上げていきたいと考えています。




<デザイン案のご紹介>


庄原市・小鳥原(ひととばら)小は2Fを研修スペースに。竹のすだれ天井や竹でできた家具が雰囲気をつくります。

昭和37年竣工。平成19年閉校。木造2階建。学校としては、明治8年に民家を借りて校舎とし授業を始めたのがはじまりで、学校としては約120年の歴史があります。校舎の1階は「八鉾(やほこ)自治振興センター」として使用中。現在封鎖されている2階部分がリノベーションの対象となります。









三原市・和木小は広いスペースを生かし、体験活動などに利用できる研修スペースに加え、教室をレンタル・スペースとして整備。布製(広島県産和紙デニムを想定)の間仕切りを制作します。

学校としては100年あまりの歴史がありますが、現在の建物は平成6年に竣工しました。平成25年に閉校したこの学校は、まだまだ新しく、新耐震の基準も満たしています。現在、校舎の1階部分が「和木地域ふれあい交流センター」として、地域の活動・交流拠点として使用されています。旧小鳥原小学校同様、現在閉鎖されている2階部分がリノベーションの対象です。








江田島市・沖保育園は壁を取り払った土間カフェスペースへ。牡蠣殻を使ったファサードを制作。

48年竣工、平成18年閉園。鉄骨平屋造。リノベーション後は、地元住民との活動をベースに、地域内外の交流と情報発信の拠点へと発展させていくことを目指しています。




<オープンまでのスケジュール>
2016年12月19日 :クラウドファンディングスタート

2017年3月~ :施設の詳細設計

2017年3月18日 :クラウドファンディング終了

2017年春 :改修工事着手

2017年夏頃 :完成予定

※一般参加者を募り、リノベーションの際にDIY作業を行う予定です。
※上記スケジュールは現時点での予定であり、変更となる可能性があります。


<隈研吾氏からのメッセージ>
その昔、日本の里山と集落は一体のものでした。集落は里山から建築材料やエネルギーをもらい、農業も里山の堆肥なしでは水田も作れませんでした。里山と日本文化はものすごく密接な関係にあったのです。ところが、20世紀になって人々は「里山」を忘れてしまったようです。中山間地域は厳しい現状にあり、里山は細り、過疎高齢化が進み、田畑は荒れ、空き家や廃校が増えています。そうした中山間地域について、ネガティブなことばかり言われがちですが、私たちにとってはまったくの逆です。中山間地域こそ、デザイナーのインスピレーションの源になり、一番面白い活動の場になりうると思うのです。さらに、これからの時代の主流はリノベーションです。環境のことを考えると、あるモノをどう使い回していくかが大切であり、また21世紀はそれぞれの地域がどう個性を磨いていくかもテーマの一つです。まさに、本プロジェクトは時代の本流中の本流です。

「ひろしま さとやま未来博2017」は、2017年3月~11月まで、中山間地域のある広島県内19市町を舞台に行う、県民参加型のプログラムです。関わる人の輪が広がれば広がるほど、里山は輝きます。里山の新たな魅力を発見できるさまざまなプロジェクトを通して里山に関わってもらう人、『さとやまピープル』を増やす、新しいエキシビションです。




<『廃校リノベーション』 プロジェクトサイト https://readyfor.jp/projects/satoyama2017



<『ひろしま さとやま未来博2017』公式サイト https://satoyama-mirai2017.jp/ >


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