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2017年02月10日

グリコーゲンを極めたグリコの本気度がすごい!

  • 提供:江崎グリコ株式会社

1935(昭和10)年から大阪・道頓堀の戎橋で人々を見守るグリコサイン。連日多くの観光客が訪れる大阪・道頓堀の戎橋。その多くはこのグリコサインを背に、「ゴールインポーズ」で記念写真を撮っている

1935(昭和10)年から大阪・道頓堀の戎橋で人々を見守るグリコサイン。連日多くの観光客が訪れる大阪・道頓堀の戎橋。その多くはこのグリコサインを背に、「ゴールインポーズ」で記念写真を撮っている

 巨大看板がひしめき合う、大阪・道頓堀の戎橋。中でもひときわ目立つのがグリコサインだ。看板と同じゴールインポーズで写真を撮る人でいつも賑わっている。このグリコサインは、2014年秋にお目見えした6代目で、照明に14万個のLEDを使用し、日没30分後から24時までゴールインポーズの背景を変化させながら点灯している。

「グリコ」看板がミナミの名物に!

 そんなグリコサインが初めて戎橋のそばに登場したのは1935(昭和10)年のこと。突如現れた高さ33mものネオン塔は、一躍大阪・ミナミの名物となった。そんな型破りな広告を思いついたのは江崎グリコの創業者である江崎利一。当時から人通りが多かったこの場所にいち早く目をつけ、それがまんまと当たったというわけだ。

江崎記念館(大阪)にある、歴代グリコサインのジオラマ。33mのネオン塔に続き、二代目は演奏会や漫談が開催できるステージ付き、三代目は12トンの水が噴き出し、12色のランプで照らされるという斬新なデザイン、陸上競技場のトラックが背景のおなじみのデザインになったのは4代目からだ

江崎記念館(大阪)にある、歴代グリコサインのジオラマ。33mのネオン塔に続き、二代目は演奏会や漫談が開催できるステージ付き、三代目は12トンの水が噴き出し、12色のランプで照らされるという斬新なデザイン、陸上競技場のトラックが背景のおなじみのデザインになったのは4代目からだ

 2月11日に創業95周年を迎える江崎グリコといえば、このゴールインポーズが目印のキャラメル「グリコ」。このネーミングは、エネルギー代謝に欠かせない糖質の一種、グリコーゲンに由来しているのを知っているだろうか?
 
 「グリコ」は牡蠣から抽出したグリコーゲンが入った栄養菓子で、開発したのは利一本人だ。大正時代、薬種業を営んでいた利一が牡蠣の煮汁を調べてみたところ、グリコーゲンやカルシウム、鉄分などの栄養素があることが分かった。そんな時、長男がチフスにかかり、牡蠣の煮汁に砂糖を加えたものを与え続けると、数日後に長男はすっかり回復。このことがきっかけで、育ち盛りの子どもたちがよろこんで食べる、健康づくりのための菓子を作ろうと決意し、「栄養菓子グリコ」の誕生へと結びついたのだ。
 

「グリコ」に入っているグリコーゲンの謎に迫る!

 グリコーゲンという名称の一部を社名に冠するほど強いこだわりを持ってきた江崎グリコは長年、グリコーゲンをはじめとする糖質などの研究を続けてきた。蓄積した研究成果をさらに発展させ、酵素技術を用いた新素材開発なども行う場として、2007年に江崎グリコ健康科学研究所を設立。「おいしさと健康」をモットーに、日々さまざまな研究を行っている。

研究所の一室。約40人の研究員が所属し、「バイオグリコーゲン」「リン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca)」「ビフィズス菌BifiX」などの新素材を開発した

研究所の一室。約40人の研究員が所属し、「バイオグリコーゲン」「リン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca)」「ビフィズス菌BifiX」などの新素材を開発した

 「グリコーゲンの研究に特化しているのは世界的にも珍しく、この研究所が設立される何十年も前から続いているんです」
 
 そう話すのは同研究所チームリーダーの古屋敷隆さん。グリコーゲンは牡蠣やシジミ、スイートコーンなどの食品に豊富に含まれているが、同社では2004年にバイオテクノロジーを駆使して、植物でんぷんからグリコーゲンを生化学的に合成するグリコ独自の素材「バイオグリコーゲン」の開発に成功した。

グリコ健康科学研究所チームリーダーの古屋敷隆さん

グリコ健康科学研究所チームリーダーの古屋敷隆さん

 「牡蠣などの天然由来のグリコーゲンは、その年の出来不出来に左右されたり、不純物が混ざってしまったりすることがあります。植物由来のバイオグリコーゲンは純度が高くて均一形状、安定的に大量生産できるという利点があります。また、牡蠣などのような生臭さもないため、利用用途も広がります」(古屋敷さん)
 
 このバイオグリコーゲンをさらに調べていくと、皮膚とグリコーゲンの密接な関係が分かってきた。

江崎グリコが開発した「バイオグリコーゲン」。細かくてさらさらした粒子で、臭いがなく水に溶けやすいため、化粧品の素材にぴったり。同社では素材の販売も行っており、複数の化粧品メーカーの製品にもこの「バイオグリコーゲン」が使用されている

江崎グリコが開発した「バイオグリコーゲン」。細かくてさらさらした粒子で、臭いがなく水に溶けやすいため、化粧品の素材にぴったり。同社では素材の販売も行っており、複数の化粧品メーカーの製品にもこの「バイオグリコーゲン」が使用されている

 「グリコーゲンは肝臓や骨格筋に多く貯蔵されているのですが、皮膚にもグリコーゲンが存在しており、加齢と共に少なくなっていくんです。そこで、グリコーゲンは皮膚にとって何か重要な役割があるはずだと思い、グリコーゲンと皮膚の関係について研究を続けました」(古屋敷さん)
 
 その結果、グリコーゲンには保湿と紫外線から肌を守る役割があることが分かった。肌にはハリや潤いを保つヒアルロン酸という成分があるが、肌細胞をグリコーゲンで刺激することによって、細胞がヒアルロン酸をより多く作り出すようになるという。また、肌が紫外線を浴びて細胞がダメージを受けると活性酸素が発生し、蓄積していくと肌の炎症へとつながるのだが、あらかじめ肌細胞にグリコーゲンを与えておくと活性酸素の蓄積が抑えられることも研究で明らかになった。
 
 「活性酸素を抑える働きを抗酸化作用というのですが、これはバイオグリコーゲン独自の効果で、天然由来のグリコーゲンには見られなかったのです」(古屋敷さん)
 
 そこで江崎グリコは、2012年にバイオグリコーゲンを配合した化粧品「gg」シリーズを発表。乾燥しがちな大人の肌にうるおいとハリを与えるスキンケアシリーズを展開している。お菓子のイメージが強い江崎グリコで化粧品とは意外だが、「食品メーカーだから肌にもよさそう?」という声もあり、その存在が口コミで広がっている。

グリコーゲンの開発チームは女性が多いとのこと。八ッ橋宏子さんもその一人だ。「日頃使っている化粧品に感じている不満や、こういうものを使っていきたいという願いを商品作りに反映させています」

グリコーゲンの開発チームは女性が多いとのこと。八ッ橋宏子さんもその一人だ。
「日頃使っている化粧品に感じている不満や、こういうものを使っていきたいという願いを商品作りに反映させています」

「おいしくて健康にいい」お菓子はもうすぐ?

 現在、バイオグリコーゲンを使った商品は化粧品だけだが、食品メーカーとして菓子や健康食品への商品化を視野に入れている。
 
 「グリコーゲンは炭水化物に含まれる糖質などを使って人の肝臓や骨格筋で合成されるエネルギー源なので、グリコーゲンそのものを口から食べても、体内で消化されてしまうんです。うちは『おいしさと健康』を企業理念に掲げているので、食べることを楽しみながら、健康になる商品開発につなげたいですね」(古屋敷さん)
 
 何十年もグリコーゲン研究を続けている江崎グリコだが、「未知の領域はまだまだある」という同研究所。

「食べた分が脂肪ではなくグリコーゲンになる“グリコーゲン体質”が実現できればダイエットの悩みから解消されるかもしれません。そんな希望を膨らませながら、研究を続けています」(古屋敷さん)

「食べた分が脂肪ではなくグリコーゲンになる“グリコーゲン体質”が実現できればダイエットの悩みから解消されるかもしれません。そんな希望を膨らませながら、研究を続けています」(古屋敷さん)

 あのゴールインポーズの「グリコ」とグリコーゲンにはさまざまな秘密があり、それを地道に研究し続けている人たちの姿があった。  

グリコ健康科学研究所
http://www.glico.co.jp/laboratory/

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