閉

閉

これフカボリしてほしい

リクエストする

閉

2016年09月01日

火星移住計画がわりとリアルに進んでいる件について

  • 提供:株式会社クボタ

火星に取り残された宇宙飛行士の姿を描いた映画「オデッセイ」のヒット。火星探査機「キュリオシティ」による予想外の鉱物の発見。つまりいま、火星がアツい!将来、人類が住む可能性もあるこの火星、研究はどれほど進んでいるのか?住むにはどのような課題が残されているのか?これらを探るべく、広島大学 大学院生物圏科学研究科の長沼毅教授にお話を聞きに行ってみました。長沼先生が講師を務めるという「朝日やさしい科学の教室 クボタ・アクティブ・ラボ(株式会社クボタが1985年から協賛中)」にも潜入。火星移住計画の現実味を大特集します。

映画『オデッセイ』ポスター

映画『オデッセイ』ポスター

ガチで進行中!火星移住計画「マーズワン」

いまホントに火星に移住する計画が進行しているのはご存知ですか?!その名も火星移住計画「マーズワン」。アメリカの航空宇宙局(NASA)とオランダの民間非営利団体が提携して発足したプロジェクトで、2025年までに人類初となる火星移住を目指しているとか。このプロジェクト、なんと火星に行ったら最後、地球に帰ることはできない永住計画。なかなかヘビーなプロジェクトにもかかわらず、2013年に集まった移住希望者はなんと20万人!2015年には100人に絞られ、なかにはメキシコ在住の日本人シェフ、島袋さんの名前もあるとか・・・!!!

出典: pixta

火星で住むのに必要な5つのコト

いま日本でもっとも真剣に火星移住について考えている人といえば、科学界のインディージョーンズこと、広島大学 大学院生物圏科学研究科の長沼毅先生。じつは長沼先生は火星移住計画「マーズワン」の公式アドバイザーでもあるとのこと。「火星で農業」を目指し、日々研究を重ねる長沼先生に、「火星へ移住するのに必要な5つのコト」を聞いてみました!

火星を語る長沼毅教授(服は土星。)

火星を語る長沼毅教授(服は土星。)

1. 安全な着陸方法の開発
火星は風がとても強く、地表近くの風速は時速100kmになることもある。そのため着陸は非常に困難。人はもちろん、重量のある貨物を安全に着陸させる技術が必要です。

2. 放射線への対策
火星には紫外線だけでなく、太陽からの放射線や銀河放射線も入ってきます。放射線の線量は1時間に5マイクロシーベルトほど。人体に有害なこれらから防護する対策が不可欠です。

3. 酸素の生成
火星の空気は薄く、95%は二酸化炭素。そのため人が住むには酸素を作りだす必要があります。微生物を活用し、火星の土壌から酸素を生産する実験もすでに行われています。

4. 円滑なコミュニケーション方法
火星という閉鎖された環境で、知らない人同士が暮らすわけですから、さまざまなトラブルが起きることが想定されます。また、地球との通信にも片道4分から20分ものタイムラグがあります。火星の移住には科学的な視点だけでなく、コミュニケーション論といった文系の視点も実は必要です。

5.自給自足の実現
植物に関しては育つのに十分な光、土、水はあると考えられています。しかし生きるうえではタンパク質も重要。現在、貴重なタンパク源として有力視されているのは、なんと幼虫・・・。

出典: pixta

未来の火星をクボタ・アクティブ・ラボで高校生が真剣に想像し、創造してみた

生きていくのは、やっぱりまずは食べもの。ということで火星での自給自足を実現させるべく8月某日都内にて、ずばり「火星で食料はつくれるか」をテーマに「朝日やさしい科学の教室 クボタ・アクティブ・ラボ」が開催されました。この科学教室はなんと49回目となるそう。火星の未来について考えるために集まった高校生は約50名。火星の気温に負けないくらい、熱気にあふれたイベントでした。

イベントは長沼毅教授による講演からスタート。

「火星には光があって、土があって、水もある。これがあれば植物は育つ。無いものは酸素と食べ物。しかしこれらは植物が育ってくれるとできる。
まず光の話ですが、太陽と地球の距離を1とするならば、太陽と火星の距離は1.5。地球が受ける光の半分弱と考えてください。薄曇りの日をイメージすると分かりやすいかも。これくらいなら十分に光合成は可能です。
次に土の話ですが、火星にも土があります。しかも調査の結果、植物が育つのに必要な窒素やリンも含まれていることが分かりました。
最後に水。火星はいまカラカラに乾いているように見えますが、火星にも昔は表面に海があったことが分かっています。そのため表面にあからさまな水は無いですが、火星の北極や南極には極冠水として、さらに地下には永久凍土の形で多量の水が存在すると考えられます。

ただ火星は空気が薄く、このままでは人は住めません。また地球と違って磁場やオゾン層がないため、放射線がバシバシ降り注ぎます。そのため現状では放射線から保護するため、ドームのような建物をつくり、そのなかで居住する計画となっています。ちなみに私は穴を掘って、そのなかで暮らすのがいいのではないかと考えています。穴の中に酸素を発生させて住める環境にすればいい。住むのにピッタリな穴もたくさん発見されています」。

長沼教授の話を聞いた後、高校生が10のチームに分かれて自由に未来の火星をつくってみました。火星の風が強いことを活かして風力発電をつくったチームや、火山を観光スポットとしてPRするチームなど、チームの火星それぞれに魅力的なアイデアがあり、長沼教授も興味津々の様子でした。

デザイン賞「APARTE」

デザイン賞を受賞した「APARTE」が描いた100年後の火星。長沼教授の講演にあった「穴に住む」を参考に、地下に広がる卵型の住居を考案した。なお地上には太陽光パネルが敷きつめられており、火星での動力を生み出している。

参加者全員が関東出身のチーム「KANTO」

参加者全員が関東出身のチーム「KANTO」は100~150年後の火星を想定。中央の電波塔で地球と情報をやり取りする。放射能を遮断するため、住居スペースはドームの下に広がっている。ショッピングモールやプラネタリウムなど、エンタテイメントも忘れずに。

30年以上にわたり、科学イベントを応援する「クボタ」って・・・!?

クボタは「For Earth, For Life」のもと、食料・水・環境問題へグローバルに挑戦する企業。若い世代に科学・技術分野に興味を持ってもらう機会を提供しようと、第一線で活躍する研究者が最先端の科学を解説する「朝日やさしい科学の教室」の協賛を1985年から続けています。

http://www.kubota.co.jp/

株式会社クボタのコーポレートサイトです。

火星移住計画がわりとリアルに進んでいる件について
前へ
株式会社クボタCSR企画部長 河地泰則による開会挨拶
次へ
1/20
前へ
次へ
Adsby Google
Adsby Google

人気

もっと見る