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エンタメ

「眠ることも怖い」阿部寛が標高5200mで見た「異常な世界」

連載開始から20年以上の時を経て、そのスケールの壮大さから「映像化不可能な小説No.1」の異名をもつ、夢枕漠氏の世界的大ベストセラー「神々の山嶺」がついに映画化!

提供:アスミック・エース

目次

連載開始から20年以上の時を経て、そのスケールの壮大さから「映像化不可能な小説No.1」の異名をもつ、夢枕漠氏の世界的大ベストセラー「神々の山嶺」。そんな話題作の映画化がついに実現し、2016年3月12日より、「エヴェレスト 神々の山嶺」として全国で公開されます。
公開に先立ち開催された完成報告会見(12月14日)で、主演の岡田准一さん、阿部寛さん、小野真千子さん、および平山秀幸監督が、過酷な環境下で行われた撮影について苦労と喜びを振り返りました。

極限の世界を描くため、限界の世界に挑んだ、出演者・スタッフ

国内外で映画化のオファーが殺到したにもかかわらず、長きにわたり実現が難しかった、夢枕漠氏の小説「神々の山嶺」に描かれていたのは、標高8848m、氷点下50度、最大風速は50m以上という、想像すらできない極限の世界。その世界をリアルに描くため、今回、邦画史上最高地点となる標高5200m級でロケを敢行。キャスト、スタッフ共に、10日間かけて高度順応しながら撮影場所を目指したそうです。

現地の過酷さについて、山岳史上初の挑戦に憑りつかれた孤高の天才クライマー・羽生を演じた阿部寛さんは、「酸素が薄く、意識しなければ呼吸すらままならない環境では眠ることも怖い。距離感もわからなくなるような異常な世界」と説明。そして、そんな極限の世界での撮影について、「いつ何が起こるか想像すらできない世界で、文字通り命を削っての撮影でした。いま振り返っても無事撮影できたことが奇跡だと感じます」と平山秀幸監督は振り返りました。

孤高の天才クライマー・羽生を演じた阿部寛さん
孤高の天才クライマー・羽生を演じた阿部寛さん

それぞれが思いを馳せた標高5200mの世界

撮影前から、辛く厳しい撮影の日々が容易に想像できたであろう本作品について、主演でエヴェレスト史上最大の謎を追う野心的な山岳カメラマン・深町を演じた岡田准一さんは次のように語りました。「この作品との出会いは、これまでカメラや登山をやってきたのは、この作品に出会うためだと感じたくらい、運命的なものでした。登ることができ本当に幸せでした」。

また、深町、羽生という2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子役の尾野真千子さんは「台本をいただいた際、エヴェレストに登って撮影をすると聞き、それならと出演を決めました」と、むしろエヴェレストでの撮影を歓迎していた様子。「周りの皆さんは3キロくらい痩せたようですが、私は逆に3キロ太りました」と笑いを誘いました。

一方で、登山経験がなく、出発前に低酸素室などでトレーニングを積んだという阿部寛さんは、「役柄が天才クライマーということだったため、本当に辛かったのですが弱音を吐くにはいきませんでした。しかし山の苦しみ、生きる苦しみを味わいながら、みんなでやり切りました」と苦労を語りました。

2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子役の尾野真千子さん
2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子役の尾野真千子さん

キャストの生身の姿に迫ったドキュメンタリー

呼吸することすらも苦しい過酷な環境では、台詞を声に出して言うことはもちろん、演技すら難しいと想像できます。そんな世界でキャストの皆さんはどのように役作りをしたのか。もともとカメラと登山が趣味だったという岡田さんは、登山中も首からカメラをぶら下げ、ずっと阿部さんの姿をファインダー越しに追うなかで、阿部さんが力強い山男になっていくのを感じたそうです。

「映画を撮る環境としては、標高5200mくらいが限界でしょう。そんな極限の世界で、泣けとか笑えとか、小手先の演技は通用しません。それは俳優たちみんながわかっていた。だから、これはここにいる3人のドキュメンタリーといってもいい。役をもちながらも、生身の3人を丸ごと撮りました」と平山秀幸監督。

3カ月におよぶ撮影を終え、完成した作品をご覧になったキャストの皆さん。最後に口をそろえて語ったのは、「もう一度登りたい」という熱い思い。特に尾野さんは「5200m地点では、もうてっぺんが見えているんです。だからそこに行けないのがストレス。いつか登ってみたいです」と大きな夢を語ってくれました。

 山岳カメラマン・深町がカトマンドゥで、ある古いカメラを発見したことから辿り着いた、孤高の天才クライマー・羽生。「前人未踏」の挑戦に挑む、男たちの熱き想いとは。極限のなかで命を削って挑む先にあるものとは。キャストとスタッフが命がけで挑み、描き出した感動のストーリーをぜひ体感ください。

本作のメガホンを取った平山監督
本作のメガホンを取った平山監督

岡田准一、阿部寛、尾野真千子 出演。生きて、必ず帰る “映像化不可能な小説No1”と言われ続けてきた夢枕獏の世界的大ベストセラーが遂に奇跡の映画化! 2016年3月12日全国ロードショー

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