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お茶碗に盛られた白米…ではなく金平糖です 春日井製菓に聞きました

菓子メーカーの担当者に聞きました

お茶碗に盛られた白米かと思いきや、実は金平糖です
お茶碗に盛られた白米かと思いきや、実は金平糖です 出典: 春日井製菓提供

目次

 お茶碗に盛られた白米かと思いきや、実は金平糖でした――。そんなSNS投稿が注目を集めました。「懐かしいお菓子を脱却するのが夢」と語る菓子メーカーの担当者に聞きました。

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「こんぺいとう」
「こんぺいとう」 出典: 春日井製菓提供

投稿したのは春日井製菓


 1928年に名古屋市で創業した春日井製菓。

 「黒あめ」や「つぶグミ」「キシリクリスタル」などで知られる菓子メーカーです。

 そんな会社のX(ツイッター)アカウントが8月中旬、こんな投稿をしました。

 「ウソみたいだろ。金平糖なんだぜ。これ……」

 添付された画像には、お茶碗に盛られた白米のようなものが写っていますが、よく見ると白米ではなく白い金平糖です。

 この投稿に対して「炊きたてご飯にしか見えない」「まったく違和感がない」といったコメントが寄せられ、いいねは2万を超えています。

担当者に聞きました


 「工場で大量の白色の金平糖を作っている様子を見ていて『つぶつぶ』と『ツヤツヤ』の要素がまるで炊き立てのごはんに見えたのがきっかけでした」

 そう話すのは、春日井製菓の「おかしな実験室」に所属する田内菜月さん。

 きっと自分以外の人もお米に見えるはずだと思い、写真を撮ることに。

 ライトの位置や背景なども工夫しながら、白米らしく見えるように撮影したそうです。

 使用したのは、1957年から作り続けている金平糖の白色。

 工場内の気温や回転釜の温度、傾斜角度、回転速度、回し掛ける糖蜜の量などを熟練の職人がコントロールしながら時間をかけて作っているそうです。

 話題になったことについて田内さんはこう話します。

 「金平糖が『懐かしいお菓子』を脱却するのが夢なので、多くの人の目に届いてとても嬉しいです」

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