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「ビショーネ」って名前なんだ… アルファロメオ公式ぬいぐるみ完売

アルファロメオのエンブレムにあしらわれているヘビのぬいぐるみです。

アルファロメオのエンブレム(左)と、ビショーネのぬいぐるみ(右)
アルファロメオのエンブレム(左)と、ビショーネのぬいぐるみ(右) 出典: FCAジャパン提供

目次

 イタリアの高級自動車メーカー「アルファロメオ」。そのエンブレムにあしらわれているヘビのぬいぐるみが先日、注目を集めました。公式グッズ化した経緯やエンブレムの由来について取材しました。

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アルファロメオ「ジュリア」
アルファロメオ「ジュリア」 出典: FCAジャパン提供

アルファロメオとは


 1910年にイタリアのミラノで誕生したアルファロメオ。

 F1の初代チャンピオンに輝くなど、走行性能の高さやデザインが支持され、根強いファンがいます。

 そのエンブレムは、ミラノのヴィスコンティ家の紋章であるビショーネ(蛇)と、ミラノ市の赤十字が合わさっています。

 その由来について、ブランドサイトではこのように説明しています。

 ミラノのカステッロ広場で14番のトラム(路面電車)を待っていた設計者、ロマーノ・カッターネオは、フィラレーテ塔を眺めていたとき、そこに描かれていた“ビショーネ”(大蛇)に目が止まった。中世ミラノを支配していたヴィスコンティ家の家紋である。

 それをA.L.F.Aのエンブレムロゴとして取り入れてはどうかとジュゼッペ・メロージに話すと、彼もその意見に賛同し、2パターンのデザイン画を作成した。その結果、片側に大蛇、もう片側にミラノ市の紋章である赤い十字架を配する案が採用された。
アルファロメオのwebサイト
エンブレムに用いられているヴィスコンティ家の紋章であるビショーネ(右)と、ミラノ市の赤十字(左)
エンブレムに用いられているヴィスコンティ家の紋章であるビショーネ(右)と、ミラノ市の赤十字(左) 出典: FCAジャパン提供

ビショーネのぬいぐるみ


 先日ツイッターで紹介されて話題になったのが、ビショーネをモチーフにしたぬいぐるみです。

 価格は税込み3300円で、ソフトで光沢のある生地を使用。中に固定ワイヤーが入っているため、好きなポーズをとらせることができます。

 アルファロメオジャパンの公式ツイッターアカウントが商品を紹介すると、「ほしい」「名前はビショーネって言うんですね」といったコメントが寄せられ、オフィシャルストアではすぐに完売しました。


 日本でアルファロメオを輸入販売しているFCAジャパンによると、かつてはドイツで販売されていた純正ぬいぐるみが流通していたそうですが、2006年からは日本で企画した商品に。

 デザインをより可愛くして、シートベルトなどに巻き付けられるようワイヤーを中に入れたそうです。

 ブランドコミュニケーションマネージャーの馬場まさみさんは、こう話します。

 「エンブレムやビショーネのストーリーがあるように、アルファロメオは単なる車ではなく、美しさや走りの楽しさを追求することなど、人の思いや情熱、歴史的な背景を今に受け継ぐものです。ぜひ店頭でご覧ください」

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