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話題

スーパークレイジー君の言い分聞いてみた「こういう格好ですけど…」

200人とLINE交換した選挙の意味「元暴走族や少年院出身でも政治に関わっていい」

スーパークレイジー君(本名・西本誠)、その素顔はいったいどんな人物なのか?
スーパークレイジー君(本名・西本誠)、その素顔はいったいどんな人物なのか?

目次

当選無効の決定を受け、埼玉県戸田市の選挙管理委員会と争っていることで話題のスーパークレイジー君(本名・西本誠)議員(34歳)。全身入れ墨、最終学歴が少年院、父親は元暴力団員という異色の経歴に加えて、特攻服姿でパフォーマンスをしながら選挙活動をする様子がネットで話題となりました。一方で、戸田市議会議員選挙では地道な選挙活動を展開して子どもたちの人気者に。自身も複雑な家庭環境だったことから政治家として教育格差を是正したいという一面もあります。その素顔はいったいどんな人物なのか。 YouTubeたかまつななチャンネルでうかがいました。(時事YouTuber たかまつなな)

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スーパークレイジー君(本名・西本誠/34歳)
2020年7月の東京都知事選挙に立候補し、落選するも1万票以上を獲得。今年1月に行われた埼玉県戸田市の市議会議員選挙で初当選。ところが選挙後、市民から被選挙権の要件となる3か月以上市内に住んでいた実態がないとして当選の無効を求める異議申し立てが出され、先月(4月)、戸田市の選挙管理委員会から当選無効の決定を出された。これに対して、決定を不服として県選管に審査を申し立て、覆らなければ取り消しを求めて東京高裁に提訴するとしている。

 

『百合子か、俺か。』呼び捨てには迷いも…

――まず、去年立候補された東京都知事選のことからうかがいたいです。落選したものの、1万票以上を獲得されました。特攻服姿のポスターにあった『百合子か、俺か。』というキャッチコピーが特徴的でした。

スーパークレイジー君:ホストのローランドさんが好きなので、(著書のタイトルの)『俺か、俺以外か。』に似せて作りました。『百合子さんか、俺か。』と悩んだんですけど。呼び捨てしたくないじゃないですか。でもそれじゃつまらないのでやっちゃいましたね。


――こういうのは印象づけるためにやるんですか?

スーパークレイジー君:選挙って意外に立候補する人が多いですけど、テレビで報道される人って数人なので、自分は報道されないだろうなと。でも、有名になれる自信はあったんですよね。普通の人とはちょっと違う経歴もあるので、逆にそこを武器にしようかなって。

少年院で「クレイジー」と呼ばれていた

――通算5年、少年院に入っていたということですが、どうしてですか?

スーパークレイジー君:共同危険行為、暴走族行為で入っちゃいましたね。1年半、1年半、2年、全部合わせて5年入っていました。最初は中学生のときで、中学は少年院の中学校を卒業しました。それで卒業後にもっと悪いことを覚えて、出てきてまた捕まって。若い頃はバイクや暴走族にエネルギーを注ぎましたが、今は選挙にエネルギーを注いで市議会議員になりました。


――どうしてスーパークレイジー君っていう名前をつけたんですか?

スーパークレイジー君:16歳くらいで入った2回目の少年院でつけられたあだ名がきっかけです。ある日、友達がみんなの前で教官に引きずられて懲罰房っていう保護室に連れて行かれそうになったんです。

そのときに友達を助けようとしたら「お前も来い」って言われて引っ張られたので、200人ぐらいが見ている前で思いっきりその教官をぶっ飛ばしたんですよ。後ろ蹴りして怪我させたんです。

3、4ヶ月独房に入れられて、戻ってきたらみんなから「お前クレイジーじゃん、クレイジークレイジー」って呼ばれるようになって。それで少年院を出て大人になってSNSをやるようになったときに、このあだ名を使いました。西本誠っていう本名でやると過去の犯罪歴が出てくるなと懸念したので。でもしゃべったら普通じゃんってよく言われます。

――全身に入れ墨を入れているっていうのもびっくりしました。

スーパークレイジー君:普段は自分、好青年っぽいって言われるから、あんまりバレないです。

入れ始めたのは10代のときからです。捕まると(入れ墨を)入れられないから、入れて捕まって出てきてまた入れてみたいな。総額で700万から800万ぐらいかかっています。

銀座のクラブの社長時代に出会った政治家たち

――そもそもなぜ政治家になりたいと思ったんですか?

スーパークレイジー君:僕は銀座8丁目でクラブの社長をやっていたので、お客さんには国会議員とかお金持ちの政治家の人たちがたくさん来ていてよく遊んでいたのがきっかけですね。そういう人たちは50万とか100万とか使っても自分でお金を払わないで、次の日に違う人が「先生のお金を」と言って払いにくる。どういうことなんだろうって興味がわくじゃないですか。

それで「俺も選挙に出てみたいんですよね」って言ったら「絶対無理」みたいことを言われて。学校も出ていないし、ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)の「三つのバン」もないから勝てないって。でも、政治家の中には、言葉が悪いですけどクズみたいな人もいるなって思ったんです。親の代からだからしょうがなくやっているような。だったら俺がなってやろうかなって思いました。


――自分でもできるかもしれないと。

スーパークレイジー君:未知の世界だし、よく選挙が始まるときには勝負がだいたい決まっているって言われるけど、そういう壁を壊してみたいなと。ある日、関西の偉い議員の人と2人でパチンコに行っている時に、「お前、都知事選に出てみれば」って言われたんです。「(都知事選で)お前に多少、票が入るんだったら(他の選挙で)いけるかもしれないよ」って。えって思って、選挙に出るにはお金いくらかかるんだろうと思って調べたら、(供託金が)300万かと。もっとかかると思っていたのでおっと思って、それじゃ出てみようかなと。


――都知事選では勝てると思っていましたか?

スーパークレイジー君:誰が出ても小池百合子さんには勝てないってみんなが分かっている選挙だったので、自分が出てもなあという気持ちはありました。選挙仲間もいないし、気持ちも生半可で出ちゃったので。でも、応援してくれた人がいたので、途中から本気でやろうって思いましたね。

子ども食堂や学習支援に関わりたい

――戸田市議選についてうかがいます。そもそも、なぜ、埼玉県戸田市の市議会選挙に立候補されたんですか?

スーパークレイジー君:最短で議員になりたかったっていうのがあったんですね。そこで受け入れてくれたら、そこで一生懸命やれればいいなっていうのはありましたね。場所を限らず。


――議員として取り組みたいことはなんですか?

スーパークレイジー君:教育格差の問題に取り組みたいと思っています。いろんな家庭環境の人がいるんですよね。僕は親がヤクザでしたが、親がいるからまだいいです。中にはお父さんお母さんがいないとか、捨てられたとか、虐待されたとか、僕の方がまだましだと思う人がたくさんあります。

子ども食堂とか、お金がなくても勉強を教えてくれる団体とか、動物愛護とか、外での活動を中心にしていきたいです。子ども食堂とかは実はけっこう参加しています。僕は発言がまだ下手で、政治家っぽく言えないことが多いので、今はまず外のことをしながらいろんな情報を耳に入れないとなと思っています。


――他の記事で、さまざまな家庭環境がある中で、親の経済状態に関係なく教育が受けられるよう教育格差を是正したいとおっしゃっているのが印象的でした。

スーパークレイジー君:今も自分が戸田で特にかわいがっている子どもが何人かいて。お母さんが夜の仕事をしていて、家で1人でお留守番をしているので、お母さんに許可をもらってその子を家に呼ぶんです。

おそらく経済的にきつくて夜の仕事をやっているんだと思うんですけど、塾や習い事に通いたくてもお金がないから行けないとか、あまりいい勉強道具を持っていないとか、洋服がいつも一緒とか、サッカーや野球を習いたくても強いチームは遠征のお金がかかるから難しいとか。

そういうのを見ると、お金で不自由して制限をかけられるのはかわいそうだなって昔から思っていて。「スーパークレイジー君のおうち」っていう名前で届出を出すんですけど、今後、塾の先生みたいなのを置いていつでも来られる場所を作りたいと思っているんです。

24時間いつでも困ったら行くことができる、お金がなくても勉強を教えてもらえる場所を作るのが理想です。銀座でお店をやっていたときのお金持ちをいっぱい知っているので、そういう人たちにも100万とか200万とか、子どもたちのために寄付してくれっていうのをお願いしているところです。

きっかけは女子高生が撮影した動画

――都知事選のときにパフォーマンスされていた様子と、真面目に語る様子があまりにもギャップがあって驚いたんですが、なぜ都知事選では派手なパフォーマンスをされたんですか?

スーパークレイジー君:全然売れていないんですけど、僕には自分で出している歌があるんですね。ある日、池袋かどこかで、その歌を歌ってくれって女子高生に言われて、イヤイヤ歌ったんですよ。それがTikTokで拡散されてすごい再生回数になって。特攻服で歌って踊って、元暴走族で全身入れ墨みたいな。

それで見にくる人が多くなって。「せっかく静岡から見に来たから歌ってください」とか言われて、できないというのも申し訳ないので、歌い続けるしかなかったんですよ。自分から歌ったわけじゃないです。


――そうなんですね。全然知らなかったです。

スーパークレイジー君:でも歌って踊って政治家になったと思われるのも嫌なので、パフォーマンスは都知事選だけにしようと思っていました。ちゃんと演説もするんですよ。風営法の緩和、ペットの殺処分ゼロ、待機児童ゼロ、その3つを挙げていました。あとは、政治に興味を持って、みんな選挙に行こうということを訴えていました。

地道な活動に徹した戸田市での選挙戦

――戸田市議会議員選挙に出られたときは、パフォーマンスはあまりやらず、クレイジーじゃない地道な選挙活動を行ったと聞きました。

スーパークレイジー君:戸田の選挙で売名だと言われるのが嫌だったので、踊りなどのパフォーマンスは基本的にやめたんですよ。選挙期間の最後に要望されてやっちゃったんですけど。人に挨拶しに行ったりチラシを渡したり地道にやっていました。


――選挙戦でLINE交換をされたということですが、これはどういうことですか?

スーパークレイジー君:自分からも声をかけてLINEを交換しませんかって。若い人では、TikTokで僕のことを知っている人が多かったんですよ。そういう人に興味本位で話しかけられて話をするんじゃなくて、ガチでしゃべって票をもらいたかったので、LINE交換をしようと思いました。200人ぐらいと交換したんじゃないですかね。


――街頭演説している人にLINE交換しませんかって言われたことないですよ。得票されたのが912票ですから、200人と交換したことが確実に効いていそうですね。声をかけられたらすぐに期日前投票所に案内したとも聞きました。

スーパークレイジー君:戸田公園駅ってところで基本行動していたので、駅の目の前に投票所があるんですよ。クレイジー君って声をかけられたら、僕に投票してくださいって期日前投票の投票所の前まで連れて行っていました。今日は30人連れて行ったなとか毎回人数も数えて。


――特攻服で入れ墨の人に今から行きましょうって言われたら怖いです。

スーパークレイジー君:これだけは言いたいんですけど、僕にビビって投票した人はいないと思います。サインくれとか写真撮ってくれとか、一時期多かったんですよ。

期日前投票は選挙権があれば手ぶらで行っても投票できるので、投票してくれたら写真撮ってもいいよみたいに言うと「投票が簡単でした」って言って帰ってくるんですよね。

初めて投票したっていう人もけっこういて、高校生も知っているだけで70人くらいはいましたね。脅したんじゃねーかとすごく言われたんですけど、それはないですね。

子どもたちから大人気

――912票の中で、10代の票が少なくとも1割弱あるってすごいですね。選挙中に子どもに大人気だったと聞きましたが、小さい子だと選挙権がないじゃないですか。

スーパークレイジー君:僕は今でも子どもたちと公園でかくれんぼとかして遊ぶんです。小学校高学年が多いです。以前、1人の子からサインを書いてほしいと言われたので書いてあげたんですよ。そしたら次の日、その子が駅に友達を50人くらい連れてきてみんながサインくださいって。

その後も毎日僕のところに来て「今日何食べたんだよ」とか言って話しかけてくるようになったんです。すると、その親もうちの子がTikTok見ていますとかって話しかけてくれるようになって、おかげで100 票は変わっていると思うんですよ。だから子どもたちにはすごく感謝しています。でも票のために計算してやっているわけではないです。


――戸田市議選の投票日の前日に戸田公園の駅前のところで、何百人も集まったんですよね。それで1回だけ踊られたと。

スーパークレイジー君:あのときはすごくたくさんいましたね。親子で出待ちしていました。僕もその子どもたちの名前を覚えているんですよ。この子はどこの小学校で父親がいない子だったなとか。子どもから父親がいなくなっちゃって警察に届けを出しても当てにならないから一緒に探してほしいとか、そういうお願いをされるんですよ。

市選管の当選無効の決定に反論

――めちゃくちゃ子どもに信頼されてますね。ここからはニュースにもなっていた当選無効の話についてもうかがいたいです。戸田市議会議員選挙に当選された直後の今年2月、市民からスーパークレイジー君さんに対して立候補時の被選挙権の要件となる3ヶ月以上市内に住んでいた実態がないとして当選の無効を求める異議申し立てが出されました。その後、戸田市の選挙管理委員会が当選を無効としました。賃貸契約や電気、水道の名義が本人ではなくご友人の名義だったところが疑念点として挙げられるということでした。スーパークレイジー君さんは、「前科があるから賃貸契約が難しかった」と反論していますね。

スーパークレイジー君:「前科があるから本人名義で借りられないなんてお前絶対にウソだ」ってよく言われるんですけど、実は3年ぐらい前に不動産がらみで問題を起こしてしまって、それが原因なんですね。

はっきり言うと、ヤクザ関係でとんでもない事件を起こした指名手配の人を家に匿っていたことがあるんですよ。その人に昔の義理があるし、いろいろ助けたんです。

そうしたら、その人が捕まった時に自分の名義のところにいたというので、強制的にその家を追い出されたんですね。暴力団に関わったということで、それから審査が通らなくなって。それで名義が僕じゃないんですよ。


――かなり衝撃的な発言を聞きました。借りようとしたけど難しかったと。選挙管理委員会には事前に相談していたそうですが。

スーパークレイジー君:言ってます、言ってます。

――Suicaの明細履歴の提出を求めたがなかったとも伝えられました。これもお持ちじゃなかったんですか?

スーパークレイジー君:Suicaはこの前作りましたが、もともと電車にはあまり乗っていなかったです。今は、わざとらしくピッピッって履歴を残しています。


――異議申し立てを想定して、近所で使ったレシートを保管していたそうですね。しかも盗難されないように複数に分けて。

スーパークレイジー君:僕が裁判で勝つには、自宅で90日間以上寝ている動画がないと無理だと思います。そんなの非現実的だと思いませんか? 例えば、レシートが500枚あれば住んでいたことになるかと言ったら違うと思うんです。戸田市内で飯を食っていたけど、寝ていたのはどこですかと言われてしまう。


――今後、県の選挙管理委員会や高裁(高等裁判所)で居住実態の判断を変えるケースはあるので、どうなるかは分からないですけど、裁判で争っていくつもりでいらっしゃるんですか?

スーパークレイジー君:最高裁(最高裁判所)まで行くつもりですけどね。

今後も戸田市で議員をやりたい

――戸田市ではないところから選挙をやり直す手もあると思いますが?

スーパークレイジー君:他の町で出てくださいってめっちゃ言われるんですけど、今後も戸田で議員をやるというのが一番の希望です。いま戸田で保護司の仕事をしようと考えていて、僕にとってはターニングポイントだと思っているんです。子ども関係の取り組みは、戸田が初めて僕を受け入れてくれた町だと思っていて、いろんな付き合いがあるので、死ぬまで戸田で関わっていくということは決めています。


――もし今回裁判で敗れた場合は、次の戸田市議会議員選挙に出るということですか?

スーパークレイジー君:ありますよね。約4年後になっちゃいますけど。戸田とさよならして違うところ行くっていうのは絶対しません。それは仁義として。投票してくれた人もいますから。
明日クビになったとしても戸田にいますよ。居住実態を戸田にずっと置いておくかは別としても、戸田には東京から通うこともできますし、戸田では活動を続けていきます。


――国政に進出するという希望もあるんですか?

スーパークレイジー君:もちろん、気持ちとしてはありますよね。戸田を本拠地にしながらステップアップをしていきたいっていうのは。例えば戸田から埼玉県の県議会議員になったり、国会議員になったり、いろんなルートはあると思うんですけど。

元暴走族や少年院出身でも政治に関わっていい

――スーパークレイジー君さんのように、中3で暴走族のメンバーになって少年院に通算5年入って、という人が議員になる意味って何だと思いますか?

いま、選挙に行かない人がほとんどなので、政治に興味を持ってほしいというのが一番です。自分みたいに完璧じゃない人間が選挙に出て、議員になって頭を下げてがんばりますっていう気持ちも大事だと思っているので、具体的にやりたいことは後からでもいいかな。活動をする中で、これでいいのかなとか、これじゃいけないなとか、早く結果を出さないといけないなとか、そういう自問自答をしながらやっているところです。


――素晴らしいですね。今回、直接お話を伺うことができてよかったです。報道を通してだけだと分からない一面を知ることができました。

スーパークレイジー君:最後に言いたいのは、これから仲間を増やさないといけないので、こういう格好をしていますけど、根は悪いやつじゃないので、よろしくお願いします。


――ありがとうございました。今後も頑張ってください。

そういう人が政治家になる意味―取材を終えて

彼の言葉を読んで、あなたはどう思いましたか?

私は、正直、スーパークレイジー君といえば、ただ悪ノリする人、目立ちたがり屋というイメージだった。しかし、話をして、真剣に政治と向き合っている人だと思った。

彼は、クラブの経営を複数していたので、お金にも困っている訳ではない。経歴は正直、壮絶だし、悪いこともかなりしている。だが、そういう人が政治家になることの重要性も感じた。

お金持ちの家に生まれ、あまり苦労せずに、同じような家庭環境の人が集まる中で、密室で、貧困家庭のことや、犯罪者の厚生などを考えても、絵にかいた餅のようなところがどうしてもある。

私は、東大や慶応のあるあるをいっぱい知っている。だが、少年院のあるあるは知らないし、想像もつかない。

地方議会議員は、地元の人の困りごとをいっぱいきいて、それを政策に反映させることが大事だ。だから、多種多様な人がいたほうがいいと思う。

たしかに、彼の話をきいて、勉強不足だなとか、本当にやりたいことってなんだろうかとよく分からなかったことも多い。だけど、彼になら相談しようと思う、子どもたちもたくさんいると思う。そのことが政治を身近にするし、多様な立場の人が政治に関われると思った。

似たような人が1人当選するよりも、私は彼が当選することに意味を感じる。そして、彼はそのことを自覚している。

自分のような家庭環境で育った子どもたちにも、教育格差をなくしたいと熱をもって話す。そして子どもたちの居場所を作るため、会社経営で知り合ったお金持ちのお客さんに、寄付を募りたいという。何百万円、何千万円というお金をひっぱってこれる可能性がある。税金ではないお金で、地域をよくできる。正直、私はそんなお金を集めてこれない。

ライン交換するなど、新しい形での選挙活動も印象的だった。政治の世界の常識を、スーパークレイジーに壊してほしい。時には、大きく間違えることもあるし、彼がした過去がすべて肯定されるべきものでもないと思う。

しかし、そんな彼だからこそできる政治、世直しが楽しみだ。

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