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「全俺が泣いた…」息子から「プレゼントは現金千円」込められた思い

涙のカラメトッピングマシマシです

∴KRU$TY696∴さん(@KFCkrusty)の投稿より
∴KRU$TY696∴さん(@KFCkrusty)の投稿より 出典: ∴KRU$TY696∴さん(@KFCkrusty)

目次

「今年はコロナだから、1000円プレゼントします」。誕生日の朝、子どもたちから贈られたのは現金だった――。子どもたちがお札に込めた思いが、ツイッターで話題になっています。もらった父親に話を聞きました。

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プレゼントは現金千円になりました

話題になったのは∴KRU$TY696∴さん(@KFCkrusty)の投稿です。

「朝から全俺が泣いた」との文章とともに投稿された2枚の手紙の画像。


1通目には、こうしたためてありました。

お父さんへ

いつもみんなのために仕事をがんばってくれてありがとう。

いつもは仕事で使うものをあげてるけど、今年はコロナだから、おれから1000円をプレゼントします。
∴KRU$TY696∴さん(@KFCkrusty)の投稿画像より

手紙の文末には、1000円札が挟み込まれており、「これでラーメン食べてね」とのメッセージが寄せられています。

2通目には、別の筆跡で、同じように父への感謝がつづられていました。

お父さん いつも家族のために働いてくれてありがとう!!

これからもよろしくお願いします
∴KRU$TY696∴さん(@KFCkrusty)の投稿画像より


そして、「現金」に子どもたちが込めた思いも書かれていました。

今年はコロナ禍の中なのでプレゼントは現金千円になりました。タオルとか形に残る物じゃなくてごめんね。

ラーメン食べてお父さんのパワーにして お仕事頑張ってください!!


P.S 今年は受験生として勉強を頑張るので温かい目で見守ってください
∴KRU$TY696∴さん(@KFCkrusty)の投稿画像より

文末にはやはり1000円札がついており、「大切に使ってね」と書かれていました。



このツイートには「もらい泣き」「いい子に育ちましたねぇ……」「全親父も泣いてます」などのコメントがつき、8万件の「いいね」がつきました。

そして1000円札のプレゼントについて、「これは一生の宝物」「この千円は使えねぇ」「1000円よりもずっとずっと価値のあるもの」と、子どもたちの心意気にも多くの共感が寄せられました。

「目頭が熱くなった」

この投稿をした∴KRU$TY696∴(クラスティー)さんに話を聞きました。

手紙の差出人は、クラスティーさんの長男(中2)と次男(小6)でした。

手紙に気づいたのは15日の早朝、4時ごろ。運送業で働いているので、子どもたちが寝ているうちに仕事に出かけるのが常でした。

そんな父が、仕事に行く前にキッチンに立ち寄るという「日課」を知っていた息子たちが、目立つように、キッチンに手紙を置いていました。

「バースデーカードかな」

この日は、クラスティーさんの39歳の誕生日。予感がありました。
例年、プレゼントには仕事で使う手袋やタオルをプレゼントしてくれていた息子たち。


でも、予想外の手紙の文面を見たとき、「ぐっときて、目頭が熱くなりました」。


感動覚めやらぬまま、写真に撮ってツイッターに投稿したものが、想定外に「バズり」ました。


反響の大きさには面食らいましたが、「優しいお子さんですね」など、息子たちに寄せられた言葉が、何よりうれしく、感じました。「親として、そんなことを言うのは、お恥ずかしいのですが」


仕事から帰った夕方、息子たちに「ありがとう」と「軽くお礼」をしました。そして、息子たちに寄せられた言葉を伝えました。取材も積極的に受けることにしました。「これが息子たちの自信につながるんじゃないかと思ったからです」

∴KRU$TY696∴(クラスティー)さんが投稿した画像より
∴KRU$TY696∴(クラスティー)さんが投稿した画像より 出典:∴KRU$TY696∴(クラスティー)さん

「形には残らなくても」

なぜ、コロナ禍の誕生日プレゼントに、息子たちは「現金」を贈ることを選んだのでしょうか。


コロナ禍に見舞われた1年。クラスティーさんの家では、なるべく外出をしないように暮らしてきました。息子たちは遊びに行くとしても、家の近く。休日のお出かけも、行かなくなりました。

父親の誕生日、いつものように手袋やタオルを買いに行くかどうか、悩んでいた息子たち。

母のアドバイスもあり、息子たちは、お小遣いやお年玉で貯金してきた中から、1000円をプレゼントすることにしました。

「形には残らなくても、ラーメン食べてお父さんのパワーにしてね」


早朝から、建築資材を運ぶ仕事をしている父。コロナ禍の影響で、仕事は少し減りました。
一家を支えるため懸命に働く父が、ラーメンが大好物なのを、息子たちは知っていました。

∴KRU$TY696∴(クラスティー)さんが投稿した画像より
∴KRU$TY696∴(クラスティー)さんが投稿した画像より 出典:∴KRU$TY696∴(クラスティー)さん

「大きくなったら一緒に二郎食おう」

息子たちからもらった2000円は、どうなるのでしょうか?

「使えないですよね」とクラスティーさん。


でも今年中に、息子たちを、大好きな「ラーメン二郎」に連れて行って、お礼にごちそうしたいと思っています。


麺が見えない程、山盛りのもやしや野菜、ボリュームたっぷりのラーメンで、「まだ息子たちは食べきれないので、連れて行ったことはないんです。でも、きっと今年中には、食べられるようになるんじゃないかな」。


「大人になったら一緒に酒を飲もう」のように、「大きくなったら二郎食おう」が夢だったというクラスティーさん。


近い将来、夢が叶うことを予感しながら、15日の誕生日は、一人でラーメン二郎に行って、自分のお金で、「初の大ラーメン」で祝杯をあげました。

息子たちのお金は、一緒に行ったときに使うふりして、できればとっておきたい、という気持ちもあります。その気持ちを、永久に保存しておくことができたらいい。


「お子さんたちからのお金で食べるラーメンは、食べたことのない味がするんでしょうね」。寄せられたリプライに、こんな返信をしていました。

「涙でいつもよりしょっぱいしょっぱいラーメンになると思います」
「涙のカラメトッピング、マシマシですね」

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