ネットの話題
ゴミを放置した夫に妻が遣わせた”部隊” 遊び心に「最高のセンス」
家族の「うっかり防止ルール」
食べっぱなしの菓子の袋、使ったティッシュ、家庭内でたびたび発生する「ゴミの放置」。そんな日々のイライラを、遊び心で和ませた妻のアイデアが、ツイッターで話題になっています。話を聞きました。
ツイッターで話題になっているのは3枚の写真です。
1枚目に写っているのは、置きっぱなしになっている、お菓子の空き袋。その横には、黒いカラスがちょこんとたたずみ、何か言いたげにゴミを見つめています。
添えられた文章によると「最近ゴミを放置すると妻の使役するカラスが来る」。投稿者はゴミを放置した「犯人」の夫のようです。
最近ゴミを放置すると妻の使役するカラスが来る pic.twitter.com/cZjHmpOkjj
— 鍋野ぺす (@nabenopesu) November 1, 2020
2枚目の写真では、「早く捨てないとカラスが増えます」。確信犯的に増えている複数のお菓子の空き袋。そして、それを囲む3羽のカラス。カラス、増えてる!
3枚目の画像では、妻から「待機列です」との説明とともに、「使役待ち」と見られるカラスが5羽、並んでいる姿が写されていました。
三枚目の画像は待機列です。#鍋野家 pic.twitter.com/JPcNKN6Yul
— 鍋野たま@FC版DQ4初プレイ中 (@dqgiga) November 17, 2020
ゴミを巡る家族のやりとりが見えるこの投稿に、「最高のセンス!」「うちも、カラス遣わせます!」「かわいすぎて、もっと放置しちゃいそう」などとコメントが寄せられ、15万件の「いいね」がつきました。
鍋野家に「カラス」がやってくるようになったのは、小学生の子どもたちが休校中で家にいた期間のできごとでした。
文句も言ってしまいたくなるところですが、たまさんは、ふと、休校中の子どもたちが折り上げた、たくさんの折り紙作品がテーブルにあるのに目を留めました。その中から「カラス」をつまんで、夫が放置したゴミのそばに置いてみたそうです。
「たくさんいると、さらにおもしろいね」と、子どもたちとカラスを5羽に増やし「待機」させました。
このカラス隊の役目は、「ゴミを捨てられない夫を注意する」というものではありませんでした。たまさんは「私も、子どもも、捨て忘れることがあります。家族の間で『うっかり』の捨て忘れへのいたずら、という遊び心です」と話します。
2枚目で3羽のカラスが見つめていたのは、子どもたちの食べたお菓子ゴミでした。
インタビュー中、たまさんは「今もふとテーブルを見たら、私が丸めたメモの所にカラスが来ていました(夫が置いたようです)」と楽しんでいます。
カラスが来る前は、「捨てなさいよ!」と注意することが比較的多かったというたまさん。
今はカラスを置いて「ほらほら、カラスが来たよ」と言い合います。「遊びの延長といった感じで、ストレスがあまりないです」
今回のカラスでは、子どもがカラスをかわいがって、逆にゴミを増やしてしまう思わぬ展開も生んだそうですが、遊び心は家庭に変化をもたらしているそうです。
「生活が楽しくなったことは確かですね。カラスたちは気に入っているので、今後も出没させたいです」
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