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「アベノマスク」日本で暮らす外国人が感じた疑問、詐欺などの被害も

「大きさが、ぜったいに、おかしい」

記者会見の冒頭、マスクを外す安倍晋三首相=2020年4月17日午後6時1分、首相官邸、岩下毅撮影
記者会見の冒頭、マスクを外す安倍晋三首相=2020年4月17日午後6時1分、首相官邸、岩下毅撮影 出典: 朝日新聞
「1世帯(せたい)に2(まい)(ぬの)マスク」の配布(はいふ)がはじまりました。日本(にほん)()らす外国人(がいこくじん)(なか)でも、話題(わだい)になっていますが、詐欺(さぎ)などに悪用(あくよう)しようとする(ひと)もいて注意(ちゅうい)必要(ひつよう)です。(ぬの)マスクについては、「ないよりはマシ」と評価(ひょうか)する(こえ)もある一方(いっぽう)で、「(おお)きさが、ぜったいにおかしい」と不思議(ふしぎ)がる(こえ)も。世界(せかい)注目(ちゅうもく)する「アベノマスク」について、外国人(がいこくじん)視点(してん)から、やさしい日本語(にほんご)(かんが)えました。
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日本語(にほんご)にまだ()れていない(ひと)のために、()かりやすい「やさしい日本語(にほんご)」で()きました。
(した)に「ふりがな」を()した(ぶん)があります。


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きょうのことば

何度でも洗って使います

政府(せいふ)日本(にほん)にあるすべての(いえ)に、(ぬの)のマスクを2(まい)ずつ、郵便(ゆうびん)(おく)っています。ウイルスにうつる(感染(かんせん)する)(ひと)()えている、東京(とうきょう)など(おお)きな(まち)から順番(じゅんばん)に、マスクが(とど)きます。

いま、(みせ)でマスクを()うことがむずかしいです。だから、安倍晋三(あべしんぞう)首相(しゅしょう)が、(ぬの)のマスクを(くば)ることを()めました。(ぬの)なので、(あら)って()(かえ)使(つか)うことができるので()いと、安倍(あべ)首相(しゅしょう)(はな)しています。
マスクを配達する郵便局員=東京都世田谷区、遠藤啓生撮影
マスクを配達する郵便局員=東京都世田谷区、遠藤啓生撮影
日本(にほん)()んでいる外国人(がいこくじん)も「アベノマスク」について(はな)しています。

中国(ちゅうごく)の微信(wechat)では、日本(にほん)のニュースなどを()せるアカウントで「アベノマスク」が話題(わだい)になっています。

(なに)もつけないよりは、(ぬの)のマスクをした(ほう)がいい」と(よろこ)(ひと)もいます。

でも、不思議(ふしぎ)(おも)(ひと)(おお)いようです。

日本(にほん)政府(せいふ)は、過去(かこ)から()たのかもしれない、と(おも)うようなことをします」
(わら)いすぎて、()()めました」

普通(ふつう)のマスクに(くら)べて、マスクの(おお)きさが、(すこ)(ちい)さいことも()になる(ひと)(おお)いようです。
「2(まい)という(かず)()になるけど、(おお)きさが、ぜったいに、おかしい」
(つく)材料(ざいりょう)節約(せつやく)(むだにしないように)しているのでしょうか」

こんな文章(ぶんしょう)(ひろ)がっています。

アベノミクスは、3本の矢
アベノマスクは、2枚の布
アベノリスクは、1人の妻

うそに気を付けて

いま、日本(にほん)では(たの)んでいないマスクを(いえ)(おく)ってきて、「お(かね)(はら)って(くだ)さい」と()(わる)(ひと)がいます。これは、お(かね)をとるためのうそ(詐欺(さぎ))です。

政府(せいふ)(くば)るマスクは、お(かね)はいりません。透明(とうめい)(ふくろ)(はい)っていて、ウイルスにうつらないように()()けることが()いてある(かみ)(はい)っています。
政府が配布する布マスク=2020年4月16日午前10時28分、東京都世田谷区、山本裕之撮影
政府が配布する布マスク=2020年4月16日午前10時28分、東京都世田谷区、山本裕之撮影 出典: 朝日新聞
(ちが)うマスクが(とど)いたら、(ふくろ)をあけたり、お(かね)(はら)ったりしないでください。

政府(せいふ)がマスクを(くば)るので、家族(かぞく)何人(なんにん)いるか(おし)えてください」と、あなたのことを()(ひと)もいます。これも、うそです。あなたのことを調(しら)べて、お(かね)をとろうとします。

「マスクをあげます」というメッセージが携帯(けいたい)電話(でんわ)(とど)くこともあります。 (おく)って()(ひと)会社(かいしゃ)連絡(れんらく)をしないでください。(こま)ったことがあったら、消費(しょうひ)生活(せいかつ)センターに相談(そうだん)してください。()()けてください。
 


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◆「アベノマスク」日本で暮らす外国人が感じた疑問、詐欺などの被害も

「1世帯に2枚の布マスク」の配布がはじまりました。日本に暮らす外国人の中でも、話題になっていますが、詐欺などに悪用しようとする人もいて注意が必要です。布マスクについては、「ないよりはマシ」と評価する声もある一方で、「大きさが、ぜったいにおかしい」と不思議がる声も。世界が注目する「アベノマスク」について、外国人の視点から、やさしい日本語で考えました。

■きょうのことば
アベノマスク……政府がすべての家に送る、2枚の布マスクのこと。 安倍晋三首相が、経済を良くするためにすることを「アベノミクス」と言うので、まねして作った言葉。

■何度でも洗って使います
政府は日本にあるすべての家に、布のマスクを2枚ずつ、郵便で送っています。ウイルスにうつる(感染する)人が増えている、東京など大きな町から順番に、マスクが届きます。 いま、店でマスクを買うことがむずかしいです。だから、安倍晋三首相が、布のマスクを配ることを決めました。布なので、洗って繰り返し使うことができるので良いと、安倍首相は話しています。
日本に住んでいる外国人も「アベノマスク」について話しています。 中国の微信(wechat)では、日本のニュースなどを載せるアカウントで「アベノマスク」が話題になっています。 「何もつけないよりは、布のマスクをした方がいい」と喜ぶ人もいます。
でも、不思議に思う人も多いようです。 「日本政府は、過去から来たのかもしれない、と思うようなことをします」 「笑いすぎて、目が覚めました」
普通のマスクに比べて、マスクの大きさが、少し小さいことも気になる人が多いようです。 「2枚という数も気になるけど、大きさが、ぜったいに、おかしい」 「作る材料を節約(むだにしないように)しているのでしょうか」
こんな文章も広がっています。
アベノミクスは、3本の矢
アベノマスクは、2枚の布
アベノリスクは、1人の妻

■うそに気を付けて
いま、日本では頼んでいないマスクを家に送ってきて、「お金を払って下さい」と言う悪い人がいます。これは、お金をとるためのうそ(詐欺)です。政府が配るマスクは、お金はいりません。透明の袋に入っていて、ウイルスにうつらないように気を付けることが書いてある紙も入っています。
違うマスクが届いたら、袋をあけたり、お金を払ったりしないでください。 「政府がマスクを配るので、家族が何人いるか教えてください」と、あなたのことを聞く人もいます。これも、うそです。あなたのことを調べて、お金をとろうとします。 「マスクをあげます」というメッセージが携帯電話に届くこともあります。 送って来た人や会社に連絡をしないでください。困ったことがあったら、消費生活センターに相談してください。気を付けてください。

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