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「女子高生の匂い」と話題のデオコ、おじさんも使える?ロートに聞く
「使えば女子高生の匂いをまとえる」と話題のボディ用洗浄剤があります。
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「使えば女子高生の匂いをまとえる」と話題のボディ用洗浄剤があります。
「使えば女子高生の匂いをまとえる」と話題のボディ用洗浄剤があります。ロート製薬が販売している「デオコ」です。発売から1年以上経ちますが、今年5月にブログで注目を集めたのをきっかけに品切れが相次いでいます。どんな商品で、香りの秘密は何なのか? 担当者に話を聞きました。
昨年3月に発売された「デオコ薬用ボディクレンズ」。加齢とともに変化する大人女性のニオイケアをしてくれるボディ用洗浄剤で、実売価格は1000円ほどです。
白泥がニオイの元を吸着。ビタミンC誘導体がくすみを落とし、殺菌成分イソプロピルメチルフェノールがニオイの原因菌を殺菌してくれます。
最大の特徴は「ラクトンC10」と「ラクトンC11」を配合した点。
年齢とともに減少するこの2つの成分が、ピーチやココナッツのような甘い香りを放つことで「まるで女子高生のような匂い」と感じられるようです。
発売から1年以上経った今年5月、ブログで「使えば若い女の子の匂いに包まれる」と紹介されて一気に話題に。
中高年男性とみられる人々の購入が相次ぎ、「50歳のおっさんですがウワサ通り」「ドキドキしながらカラダを洗っています」といったレビューが投稿されています。
「予想以上の反響で、長く話題になっていることもあって品薄状態が続いています」と話すのは、広報・CSV推進部の柴田春奈さん(28)。
話題になった直後は男性が購入するケースが多かったそうですが、次第に女性にも拡大。当初からターゲット層として想定していた30~50代の女性にも人気だといいます。
香りについて長年研究してきたロート製薬は2013年、男性の加齢臭に対応した「デ・オウ」を発売。
加齢とともに増える「2-ノネナール」を吸着して洗い流す点が特徴です。
それから5年後、男性用のデ・オウに対して、女性用として発売されたのがデオコでした。30代以上に多い「○○子」という名前を参考に決めたそうです。
開発にあたって、10~50代の女性50人が約24時間着用した布の官能評価を実施。
10代・20代と比較して、30代以降で「SWEET臭」と呼ばれる香りが減少していました。
SWEET臭の原因成分を調べて見つけたのが、ラクトンC10とラクトンC11。
男性は加齢とともに「イヤな匂い」が増加するのに対して、女性は「いい匂い」が減っていくということがわかってきました。
単純に洗って落とすだけではなく、ラクトンC10とラクトンC11を配合することで、女性の加齢臭の悩みに対して効果的なアプローチができるのではないか? そうして誕生したのがデオコです。
体のにおいに悩む女性でも手にとりやすいよう、ボトルは清潔感あふれる深いブルーを採用。
「DEOCO.」の最後のピリオドには「デオコでにおいを止めたい」という意味を込めました。
男性にも人気が出たことについては、どう思っているのか? 柴田さんはこう話します。
「知っていただけるのはうれしいことです。ただ、デ・オウとデオコでは匂いに対するアプローチが違うので、男性にはやっぱりデ・オウがオススメです」
そして、こう付け加えます。
「私も毎日使っていますが、しっかり、さっぱり洗えて、甘い香りに包まれます。ボディクレンズに加えて、今年2月には制汗剤も発売したので、ちょっと気になるという時にぜひお試しください」
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