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見た目で人を判断しちゃダメ 「ヘルプマーク」取り上げた漫画が話題
ツイッターに投稿された「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」というシリーズ漫画が注目を集めています。
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ツイッターに投稿された「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」というシリーズ漫画が注目を集めています。
ツイッターに投稿された「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」というシリーズ漫画が注目を集めています。見た目は怖いけど心優しい継父を描いた作品で、作中には「ヘルプマーク」も登場します。「助けになるのであれば、今後も機会を見て盛り込んでいきたい」と話す作者に聞きました。
「ヘルプマーク」とは、外見でわかりにくい障害や疾患のある人が周りの配慮を受けられるよう作成されたマークです。
東京都などは、電車やバスの中で身につけている人を見かけたら席を譲ったり、何か手伝えることがないか声をかけたり、といった対応を呼びかけています。
そんなヘルプマークが登場したのが、漫画「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」シリーズの6話目です。
3月26日から1日1本のペースで公開されているこのシリーズ。
母親が連れてきた新しい男性の見た目が恐ろしく、身の危険を感じた男の子。
いざ話してみると、「女性とつき合ったことないから気がきかないかもしれないけど」と言いながら服をプレゼントしてくれたり、家を訪ねてきた暴力的な実父を追い返したり。
毎回、見た目の怖さと心優しさのギャップが描かれています。
ヘルプマークが登場するのは、3月31日に投稿された第6話です。
自分たちには優しいけれど、見知らぬ人に対してはどうなのか? 気になった男の子がこっそり継父の後をつけるシーンから始まります。
通りで人とぶつかって、「ぶつかってすみません」と頭を下げる継父。電車に乗るとチンピラ風の男からじっと見つめられてしまいます。
一触即発の場面かと思いきや、継父は突然「大丈夫ですか? 非常停止ボタンを押してくれ」と声を張り上げます。
チンピラ風の男性は息が上がっており、カバンにはヘルプマークが取り付けられていました。
「たしか見た目でわからないけど援助が必要な人のためのマーク……。すごいな、あのマークにちゃんと気づいて助けてあげて」と感心する男の子。
最後は「オレもいつかこんな大人になりたいな」というコメントで終わります。
新しいパパがどう見ても凶悪すぎる漫画 その6 pic.twitter.com/tn3Fh3aFJM
— 横山了一 (@yokoyama_bancho) 2019年3月31日
この漫画に対して、「ヘルプマーク取り上げてくれて嬉しい」「私もマーク使用者です」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万、いいねは5万4千を超えています。
作者は漫画家の横山了一さん。コミケの達人が戦国時代にタイムスリップして活躍する「戦国コミケ」や、育児漫画「息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました」などで知られています。
ツイッターで「尊い系」の漫画が話題になっていたので、自分が描くならどうしようかと考えた結果、見た目とのギャップという設定が生まれたそうです。
「ギャップのあるキャラクターを使うのはよくやる手法ですが、今回はより多くの方に共感してもらえるよう、徹底的に優しいキャラクターにしました」
令和(発表から)一発目のピクシブ更新。 新しいパパがどう見ても凶悪すぎる その1~2 | 横山了一 #pixiv https://t.co/dfrG24oTlF
— 横山了一 (@yokoyama_bancho) 2019年4月1日
反響が多かったため毎日続編を描いたという横山さん。ヘルプマークを登場させた理由については、こう話します。
「たびたびネット上で話題になっていたので、いつか盛り込めたらと思っていました」
話題になったことについては、こう話します。
「軽い気持ちで描き始めた作品ですが、描くことで誰かの助けになるという側面も出てきました。これからも機会があれば、そのようなテーマを盛り込んでいきたいと思います」
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