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世界最古の猫・マヌルネコの動物園 飼育員になつく姿がかわいすぎる
「世界最古の猫」とされるマヌルネコ。動物園『那須どうぶつ王国』で飼育員になつき、ガラス越しに飼育員とタッチしたり、見つめ合ったりする姿が話題です。かわいすぎるその姿を写真と一緒に紹介します。
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「世界最古の猫」とされるマヌルネコ。動物園『那須どうぶつ王国』で飼育員になつき、ガラス越しに飼育員とタッチしたり、見つめ合ったりする姿が話題です。かわいすぎるその姿を写真と一緒に紹介します。
那須どうぶつ王国(栃木県那須町)で飼育されている「マヌルネコ」が、ネット上で注目を集めています。特定の飼育員が近づくと、ガラス越しに手を合わせて、まるで恋人を見るような目で見つめてくるというのです。それほど人懐っこくないというマヌルネコに懐かれた飼育員に話を聞きました。
シベリア南部やアジア中央部などに生息しているマヌルネコ。岩の割れ目や、他の動物が掘った穴に潜むなどして狩りを行うそうです。
日本で見かけるネコと比べると、耳の位置が少し横にあります。岩陰に隠れた時に相手に見つからないよう、そうなったと言われています。
そんなマヌルネコが先日、ツイッター上で話題になりました。
那須どうぶつ王国のツイッターアカウントが21日、「このスタッフとのコミュニケーションは凄いなあ」という文章とともに、1枚の画像を投稿。
そこに写っているのは、マヌルネコのポリー(メス)です。
飼育施設と通路を隔てるガラスに、両前脚の肉球を押し当てており、それに応えるように飼育員も手を合わせています。
飼育員の顔を見上げているポリーの瞳は、まるで恋人を見つめているかのようにも見えます。
この写真に対して、「すごい信頼してる目だ」「まっすぐな瞳がなんとも言えません」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万3千、いいねは4万を超えています。
このスタッフとのコミュニケーションは凄いなあ。#ポリー #マヌルネコ #那須どうぶつ王国 pic.twitter.com/dpOkGnEogC
— 那須どうぶつ王国 (@nakprstaff) 2019年3月21日
「国内で飼育されているマヌルネコにはすべて会いに行きましたが、ここまで人懐っこいのはポリーだけだと思います」
そう話すのは、飼育担当の福本典子さんです。
複数いる担当者の中でも、懐かれているのは福本さんともう1人の女性だけ。近くを通ると追いかけてくるそうです。
2016年2月に那須に来た当初は、隠れていることが多かったというポリー。
2週間ほど経ったころ、福本さんが飼育施設の前を走っていたところ、追いかけてくるようになったといいます。
「まるで獲物を捜す時のように、首をカクカク動かすしぐさをするんです」
なぜ、特定の人物にだけ懐いているのか? 福本さんはこう推測します。
「2人ともポリーにかまう時間が多いからだと思います。私服を着ていても反応するので、顔を認識しているんだと思います。眠たい時以外は追っかけてきます」
投稿が話題になったことについては、こう話します。
「それほど多くの人には知られていないマヌルネコが話題になり、存在を知ってもらえてうれしいです。絶滅のおそれがあることや、その生態などについても知っていただければと思います」
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