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奇跡の1枚! シロフクロウがウィンク、撮影した飼育員に聞きました
雪だるまと並んだシロフクロウがウィンク――。そんな瞬間を収めた写真が、ツイッター上で注目を集めています。
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雪だるまと並んだシロフクロウがウィンク――。そんな瞬間を収めた写真が、ツイッター上で注目を集めています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
雪だるまと並んだシロフクロウがウィンク――。そんな瞬間を収めた写真が、ツイッター上で注目を集めています。撮ったのは須坂市動物園(長野県須坂市)の飼育員です。いったいどうやって撮影したのか? 詳しく話を聞きました。
— 須坂市動物園【公式】 (@suzakazoo) 2018年2月5日
今月5日、須坂市動物園のツイッターアカウントがこんな文章を投稿しました。
おはようございます☁今日は「飼育員によるTwitterフォトコンテスト」を開催します。テーマは「冬」。午前9時にテーマに沿った5枚の写真が上がります。お気に入りの写真が有りましたら「いいね」して下さい。明日の午前9時の時点で優勝作品が決まります。
— 須坂市動物園【公式】 (@suzakazoo) 2018年2月4日
また本日は休園日になります。
この後、ワオキツネザル、アライグマ、シロフクロウ、カンムリヅル、ポニーの順に写真が投稿されました。いずれも雪だるまや、かまくらなどと一緒に写っています。
この5枚の中で、ダントツのいいね数を集めたのがシロフクロウ。木の枝の上に置かれた雪だるまと仲良く並んで、フクロウも雪だるまも片目を閉じてウィンクしているのです。
翌6日夕方の時点で、他の写真のいいね数が3ケタなのに対して、シロフクロウの写真は5ケタで6万を超えています。
撮影したのは、ニホンジカやクジャクなどを担当している土屋実穂さん。
「今回は飼育員が5班に分かれて撮影しました。私たちの班は当初、ツキノワグマが雪で遊んでいるところを撮るつもりだったんです」
朝、ツキノワグマの写真を撮ろうとしましたが、なかなかいい構図に恵まれなかったため、第2候補だったシロフクロウのハク(オス、4歳)を撮影することに。
「朝撮った写真は、ハクが枝に乗ってくれなくて、両目もパッチリ開いてました。なんとか枝に乗ったところを撮ろうと、お昼に撮り直したんです」
お昼に再び撮影しようとすると、今度は枝に乗ってくれて、なぜか片目をつぶったまま動かなくなったそうです。
「チャンスだと思い、雪だるまの目も急きょウィンクに変えて撮影しました。左右が逆になっているのは急いでいたからで、深い意味はありません」
普段からよく見せるしぐさというわけではないウィンク。土屋さんの手応えどおり、圧倒的ないいね数を獲得して優勝しました。
「ツイッターを通じて須坂市動物園を知ったという方は、ぜひ園に足を運んでハクに会いに来てください。ちなみにハクは現在お嫁さんを募集中です」
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