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10円ガムから「あたり・はずれ券」が消えた? 丸川製菓に聞きました
10円の「フィリックスガム」から、あたり・はずれの券が消えたと話題になっています。
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10円の「フィリックスガム」から、あたり・はずれの券が消えたと話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
駄菓子屋の定番商品である10円ガム。その中でも代表的な「フィリックスガム」(通称:ネコガム)から、「あたり」「はずれ」の券が消えたと話題になっています。パッケージを開けたときに「あたり」が入っていれば、もう1個もらえるあの券は本当に無くなったのか? 販売元の丸川製菓(名古屋市)に聞くと、意外な答えが返ってきました。
フィリックスガムが発売されたのは1962年。当時は5円でしたが、現在は10円で売られています。パッケージに描かれている黒猫は、アメリカのアニメ「フィリックス・ザ・キャット」のキャラクターです。
「マーブルガム」や「コーラガム」などのヒット商品を持つ丸川製菓の中で、現在も主力商品として売られており、駄菓子屋では必ずと言っていいほど見かけます。
そんなフィリックスガムから「あたり」「はずれ」の券が消えたと話題になっています。
今月5日にツイッター投稿された画像には、フィリックスガムの正面と側面が写っています。正面は見慣れた黒猫が描かれていますが、側面にはこんな文字が書かれています。
「本商品には『あたり』『はずれ』券は入っておりません」
この投稿に対して、「それは寂しいですね」「地元はまだ当たり券付きがありました」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万5千、いいねは3万2千を超えています。
券がなくなったのは本当なのか? 丸川製菓の広報担当者に聞くと、意外な答えが返ってきました。
「ときどき聞かれるのですが、そちらの商品は100円ショップのダイソーさんで販売されているものになります。通常品には今でも券が入っています」
なぜダイソーで売られている商品には券が入っていないのか? その理由についてはこう説明します。
「通常の1個10円という販売方法ではなく、13個入り100円で販売されています。そのうちの1つにあたりが出たとしても、ダイソーさんでは13個単位で販売しているため、券と商品を交換できないからなんです」
たしかに通常品には「あたりは買ったお店で交かんしてね!」とあり、ダイソーだとバラ売りをしていないため交換できません。
通常品とダイソーで売られている商品のパッケージを比べると、黒猫のポーズは同じですが、側面の注意書き以外にも違いがあります。気になる方は、ぜひ実物を購入して比べてみてください。
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